ボールを遠くにい飛ばすには

「石川貴之のラボ式トレーニング講座」のオンラインサロンでは、【トレーニング方法】 【カラダの作り方】 【動かし方】 に関する記事を、ほぼ毎日2,000文字〜3,000文字投稿していおります。
 


サロン内ではそこで得た情報や、トレーニング動画を惜しみなく公開し、サロンメンバーさんの各現場で利用していただいてます。 


必ず役に立ちます! 


とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っているヒトも少なくないでしょう。 


その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。 


今日はその日で、7月18日(土)にサロン内に『ボールを遠くにい飛ばすには股関節のエクササイズだよ』をテーマに投稿した記事を無料公開します。 


こちらを参考に入会を検討いただけたら、うれしーです。 


 __________ 

おはようございます。 


いつもの図書館に行くと縁遠くなった「師匠」のそっくりさんがいて、三度見直し「どう見ても本人だよな」と思っている、石川ことノミの心臓の持ち主です。 

#ものまねタレントのコロッケ氏の仕業だナ

さて。 


毎度お伝えしていますが、このサロンはクライアントから「これ、美味しいな!」というネタをいただき、運動動作の観点から編集をして投稿しています。 


要するに、"文春" のトレーニングバージョンです。(大きく出たな!)
 


今日は、マンゴーの王様『太陽のタマゴ』級に熟した、バスケットボールネタをいただいたので、それについてです。

改めて考えてみると「そりゃ、そうだよねー」というお話です。


 

▶︎ 飛ばすチカラ + 正確性 

バスケットボールでは高校のカテゴリーでも3Pシュートを打っても、リングに届かずショートする場面が多く、それが新入生であれば尚更にその傾向は強いのです。
 


6.75m離れた楕円形から放たれるシュートは文字通り、リング下より1P多く得点が入る "離れ業" であるが故、高さ305cm・直径45cmにねじ込む技術レベルは高い。(バレーボールもバックアタックは2Pにしたら、攻撃のパターンが変化しそう...w) 


ボールを飛ばす運動エネルギーに加え、シュートの正確性が必要なのです。

それを男子であればワンハンドで行い、女子は筋量不足を補うためにツーハンドで行います。 


桜木花道はツーハンドの下手投げで正確性を高め、NBA歴代4位のフリースロー成功率90%を誇るリック・バリーも、下手投げでリリースするフォームで注目を集めました。
 


彼は、「成功率を改善する方法があるのに、それを試さないのはおかしい。方法はあるのだから、プライドを捨てて取り組むべきだ。フリースロー成功率が70%を切るなんてひどい話さ」と伝えています。 


レブロン・ジェームズは67.4%、ドワイト・ハワードは53.3%と苦戦しているように、平均出場時間が30分を超える選手で最低の48.2%を記録しているので、数値化しても彼の言うことは間違っているとは思えません。 


 フリースロー下手投げ促進委員会の長です。
 


とはいえ、インプレー中に「下手投げ」をするには時間がなく、ボールを飛ばすチカラとリングを捉える正確性を女子選手がミックスアップするには、ツーハンドシュートを選択せざる得ないと言えるところでしょう。 



 ▶︎ バスケと新体操の競技性の違い 

「1年生は、小学生みたいな子ばかりで、シュートを手だけで打っているためボールが飛ばず、『下半身を使え』と言っても股関節が曲がらず、膝から曲がるため、『これでは膝を痛めるよなぁー』と思った今日の練習でした」というメールをいただきました。 


ネタ提供、ありがとうございます。 


さらに、「その1年生は股関節のストレッチをするとカチカチで、逆にもっと線の細い子は股関節が柔らかいので、スリーポイントが届くんですよ!」

と文章が続きます。 


重ね重ねありがとうございます。 


 要するに...。


股関節が硬い = ボールにエネルギーを伝えられず = ボールが飛ばない 

股関節が柔らかい = ボールにエネルギーを伝えられ = ボールが飛ぶ 


ということです。
 


やはり、股関節は運動エネルギーが蓄積する最大のポイントであり、先ずは柔軟性がなければエネルギーをため込むことさえできないことが、現場の声から理解できます。 


とはいえ、『柔らかければ良いのか』というとそうではなく、例えば新体操選手は"過度に柔らかい” ために、逆にエネルギーをため込むことはできません。
 


あの無理難題な姿勢や動作をとるためには、『エネルギーの蓄積』以上に『柔軟性』が求められ、もし彼女たちがバスケットボールを6.75m飛ばそうとしたら、リングにかすめることさえ困難でしょう。 


以前、浜松市立高校で新体操部のお手伝いをしたことがあり、柔軟性はあるのだが『腱反射』を使っての瞬発系を創出するトレーニングはスーパー苦手で、改善をするごとに動きのスピードが向上した経験があります。
 


つまるところ、新体操では『柔軟性』や『関節の円滑性』のトレーニングは十分足りているのだが、『腱』や『遅筋群』が明らかに不足しているのが分かるのです。
 


そう考えるとバスケットボール選手がボールを飛ばすには、後者は足りているのだが前者が不足していて、年間を通して『柔軟性』を獲得することと、夏に『関節の円滑性』を重視して上げるとバランスは整って行くでしょう。 


▶︎ ストレッチ&トレーニング動画 

とはいえ、「股関節の柔軟性を獲得しながら、腱や筋肉に刺激を入れる方法はないですか?」と聞かれるとそうでもなく、割と『春』に行うべきトレーニングがそれに当たるのです。 


春は2月4日(2021年は2/3)を目安に始まるため、まだ寒さが抜けきっておらず、十分にストレッチをしてからトレーニングをする必要があります。 


なので、通常より「ストレッチ&トレーニング」の要素が色濃いモノを選択するのです。
 


その動画を添付しますので、参考にしていただけたらうれしーです。 


股関節のストレッチ&トレーニング① 


股関節のストレッチ&トレーニング② 


股関節のストレッチ&トレーニング③ 


 股関節のストレッチ&トレーニング④ 


 それではまた更新します。

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。