二足歩行は女性への負担は増大したが、ここにスリムアップのヒントが盛りだくさん

1.四足歩行から二足歩行への復習


以前のblogの中から下記の様なお話をさせていただきました。


歩行動作を四足歩行から二足歩行へ変化し、前足が手となり、

歩行動作以外の仕事をこなし始めたのが250万年前。

それにより様々な変化あった。


 ・大きな脳は身体に大きな消耗を強いた

 安静時の人間の脳の消費エネルギー  = 25%

 安静時の霊長類の脳の消費エネルギー =  8%

 ↓


 その結果、

 ・多くの時間をかけ食べ物を探ようになった

 ・上腕二頭筋の発達を中枢神経系の発達に回した


そしてユヴァル・ノア・ハラリ氏は言いました。


「人は卓越した視野と勤勉な手を獲得する代償として、

腰痛と肩こりに苦しむことになった。」


これ明言です。


読まれてない方はこちらから↓

http://ameblo.jp/hatudai-global/entry-12306660978.html


現代人だけが腰痛や肩こりに苦しみ、

マッサージ・ヨガ・ピラティス・スポーツジムに通い詰めていると思いきや、

250万年前に直立歩行をしてから既に悩みを抱えていたようです。


もちろん当時、メンテナンスしてくれる場所はないでしょうから

カラダラボが存在したら喜ばれるかもしれません。笑


2.女性の身体の悩みは数知れない


さて今日は、250万年前に四足から二足の直立歩行になった際、

女性の身体はどうなっていったのか考えてみましょう。


ダイエットを志す90%は女性です。


また、女性は「出産」という男性には女性に生まれ変わらない限り、

体験することができない大イベントがあります。

それもありより一層、複雑に形成されております。


臓器も子宮・卵巣といった男性にはない臓器を持ち合わせ、

東洋医学的にはこれが五臓六腑ではなく六臓七腑であるため

女性の方が長生きするとも言われております。


その反面、男性にはない身体の悩み・症状がありますよね。

 ・月経症

 ・月経不順

 ・無月経

 ・頻発性月経、稀発性月経

 ・不妊症

 ・膀胱炎

 ・更年期障害

 ・つわり

 ・流産、早産

 ・陣痛

 ・乳腺炎 etc


挙げればきりがない程です。


出産は命を落とすこともあり、現代でも生死と隣り合わせです。


人間としては進化の代償として腰痛・肩こりに苦しみました。


直立歩行になった際の女性の身体は男性より更に代償を支払い、

どのように進化していったのか見ていきましょう。


ダイエットへのヒントが隠されているかもしれません。


3.女性の身体は進化の代償として多大なリスクを受けた


 四足歩行の生き物は


 ・頭(脳)が小さい


 ・体幹部が太くても支えられ産道が広い


 二足歩行の生き物は


 ・頭(脳)が大きい


 ・体幹部が太いと支えられなく産道が狭い

 ↓

 以上、2点から、

 赤ん坊の脳と頭が小さく、柔軟な早い段階で出産した女性の方が無事に生きられる

 ↓

 その結果、四足歩行の生物に比べ、赤ん坊が未発達な段階で出産を迎えるようになった


これまた面白いです。


脳が大きくなり、様々な仕事を手でこなせるようになった反面、

女性は出産へのリスクが高くなった。


麻酔も帝王切開もない時代ですから、

今では考えられない人数が出産で亡くなっていることが想像できます。


また、生まれてくる赤ん坊にしても、本来もう少し脳を発達し

身体を大きくした状態で生まれてくるべきところ、

母子ともに生存し出産を終えるには、未発達な状態で生まれなくてはならない。


現代のように保育器もない時代ですから、

せっかく生まれてきても息絶えた赤ん坊も数多くいたのではないでしょうか。


他の動物と比べ人間は、生命維持に必要なシステムが未発達な、

未熟な段階で生まれます。


子馬は誕生後間もなく駆け回れる。


子猫は数週間で母親のもとを離れ、単独で食べ物を探し回る。


それに引き換え人の赤ん坊は自分では何もできず、

何年にもわたって母親を頼り、食物や保護、教育を与えてもらう必要がある。


人間は脳・中枢神経・馬尾神経の発達までに時間を要し、

見事に身体の上部から下部に向かって発達し教育を受け、

社会生活に順応しやっと一人で生きることができる。


 頭部の発達(首がすわる)

 ↓

 手が発達(哺乳瓶をつかめる)

 ↓

 体幹部の発達(ハイハイができる)

 ↓

 下肢の発達(直立歩行ができる)

 ↓

 幼稚園

 ↓

 小学校 

 ↓

 中学校

 ↓

 高校

 ↓

 大学

 ↓

 社会人になり働く


一般的には自分自身で働いて、

対価を得てそれを引き換えに食べれるようになるまで、

生後18年~22年。


サイトの情報ではありますが、馬は5カ月程度で離乳をさせられるとも聞きます。


人は一人で立派に生きることができるまで、

動物に比べ非常に手のかかる生物なのでしょう。


4.四つ足動作で肩こり・腰痛・出産のリスク管理を


250万年前、四足歩行から二足歩行になることにより代償したことは2つ。


 ①腰痛と肩こりに苦しむことになった


 ②四足歩行の生物に比べ、赤ん坊が未発達な段階で出産を迎え、


出産リスクが高くなった

さて、①の改善方法は下記の2つですとお伝えしました。


 ・上腕二頭筋の発達を止め、中枢神経系のトレーニングを行うこと


 ・二足歩行で四足歩行の身体の使い方を獲得すること


では②の出産リスクについてはどうなのでしょうか。


赤ん坊の脳が大きくなってしまった問題はどうしようもありませんが、

母体に関しては四足動作を行うことにより、出産へのリスクは軽減できると考えます。


 ・直立歩行で必要な適正なウエストの細見の獲得


 ・肩こり・腰痛のリスクも回避


 ・平滑筋(子宮・卵巣)の柔軟性も獲得


特に子宮口や産道が硬いと中々生まれてこなく、帝王切開になることもあり、

母体への負担が高まりま、やはり女性独特のしなやかな身体作りは必須かと思えます。


高齢化出産が時代背景にある今こそ、

上記のような取り組みは必要になってきているように思えます。


スリムなbodyというダイエット効果も期待でき、

出産に対する様々なリスクが軽減できるのであれば取り組んでみるのも一つの手です。


また、生まれてきた赤ん坊とハイハイで接していくと、

母子ともにより健康な身体作りができるでしょう。


5.脳の小型化


最後に、付け加えたいのは小型化です。


赤ん坊の脳が大きくなってしまった問題はどうしようもありませんと上述しましたが、

一つ考えられることがあります。


現代の機器は大型化から小型化へ、重量から軽量化へ、高性能を目指しております。


テレビ・スマホ・PC・新幹線などが直ぐに思いつくところです。


質量を下げれば下げるほど加速度は上がるので、

人体も小型化・軽量化へ進化を遂げることが可能なのかもしれません。


そうすると脳も小型・軽量・高性能にハイスペックすることにより、

母体に負担なくより生産性の高い人間として進化を遂げるでしょう。


そう仮定すると、やはり上腕二頭筋などを筋肥大し身体を大きくする

トレーニングではなく、中枢神経系の伝達機能を高めるトレーニングで、

単体ではなく連動性を高め、より身体のハイスペック化を進めるべきでしょう。


少し、ドラえもんの世界のような話になりましたが

将来的にそんな時代がくるかもしれません。


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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