【高校球児の想い】~球速制限~
【球数制限には大反対】
いまアマチュア野球界では
球数制限が話題である。
高校野球連盟では
今年から
「1試合100球」
を導入しようとしている。
選手の故障が増える近年、
高校野球連盟は、
未来ある選手の故障を減らそうとする
対策を検討している。
この事に関して、
権藤博氏は、
「私は大反対」
と言う。
なぜ大反対なのか。
それは、
プロ野球とアマチュアでは1、
試合にかける思いが違うのだ。
さらに権藤氏は、
甲子園などの
一生に一度しか経験することのできない舞台で、
「100球で終わり」
と制限をされてしまったら
私は絶対に反対だ。
と言っている。
高校球児であった私も
一生に一度の舞台で
球数を強制させられ思いっきり
野球を楽しむことができないのは嫌である。
【将来よりも今を大切に】
神奈川県にある野球強豪校の
主将を務めあげた選手が
現在は、同じく神奈川県にある
高校で野球部の監督を務めている。
当時、
セカンドのレギュラーであったが、
肘の故障でセカンドよりも
遠い距離は全力で投げられない状態にあった。
しかし当時の彼は、
「私は、
プロになることは考えてもなく、
もし球数制限で試合に出れなければ今はない」
という。
強豪高校のレギュラーで
主将ともなれば、
そのブランドだけで
ある程度の将来の道は開ける。
だが、
それよりも
“今”
を選んだのだ。
その決断を何の研究も無しに、
故障のリスクが高いから
「1試合100球」
と決めつけるのは、
野球人生だけでなく、
その選手の将来も左右してしまう問題となるのだ。
【高校野球とプロ野球の違い】
プロの一線級で活躍している選手は、
相当の球数を放っている。
田中将大投手、松坂大輔投手、前田健太投手
今年ブレークを期待されている
斎藤佑樹投手も同様である。
それらの選手は、
プロも認める投球フォームを身につけ、
身体能力だけに頼らず投球し続けたことが考えられる。
権藤博氏は、
球数よりも投げ方が悪い投手が
故障をする要因ではないかと説く。
私もその通りだと思う。
実際、
プロ野球選手とアマチュアの選手では、
投球フォームの完成度や良い投げ方を
できるのはプロ野球選手の方が多い。
良い投げ方ができているため
プロ野球選手は故障が少ない。
だがそれでも故障をする人はする。
そして、
ドラフト1位で入団しても
故障との戦いで消えていく選手も多数いるのは事実だ。
高校時代は、
その選手が持つ身体能力だけで
打者を封じられる投高打低の世界。
プロの世界では大きく変化し、
持っている身体能力だけでは抑えきれず、
中四日や五日で100球をコンスタントに放る
投球フォームを持ち合わせた上で、
常に打者を上回る“何か”が必要になる。
【球数制限よりも必要なこと】
高校時代やリトルから、
その"何か"の一つである
人体の動きに沿った投球フォームを獲得することが、
球数制限よりも先に行う必要がある。
その上で、
大会日程の調整を行えば、
高校野球の大会で
肩や肘を壊すリスクは相当低くなるであろう。
もしそれで故障をするのであれば、
日常の練習方法やメンテナンス方法に
よほど問題がある。
いくら大会で球数を制限したところで、
練習で過度の投げ込みを行っては
目的を達成することはできず、
肩や肘を壊すリスクが高くなってしまう。
その人体に沿った正しい投球動作を、
ゼロ・グラヴィティ理論を順序立てて
トレーニングを行うことで、
故障のリスクを減らすことができるのだ。
ゼロ・グラヴィティ理論とは、
重力に対して0になるわけではなく、
筋肉のバランスが整った状態のことを言う。
地球の重力に対して
姿勢を保持しようとする筋肉を
バランスよく鍛えないと身体が疲れ、
運動パフォーマンスを低下させてしまうのだ。
この、
姿勢を保持する筋肉を
バランスよく鍛えることが球数制限よりも重要になってくる。
【最後に】
高校野球連盟が取り入れようとしている、
球数制限は選手のためを思って
取り入れようとしているが、
球数制限よりも先に行わなくてはいけない事がある。
野球をやるのは選手自身であり、
「100球で終わり」
と強制されて嬉しい選手はいないと思う。
実際、
練習で100球以上投げている選手はザラにいる。
これでは球数制限の意味がなくなってしまう。
強制よりも選手が野球をやりやすい環境を
整えてあげる事が、
結果選手の将来のためになるのである。
球数制限より、
身体に合った正しい投球フォームを獲得すること、
大会日程の調整を行うことで
選手の故障は大幅に減ることでしょう。
その人体に沿った正しい投球フォームを
獲得するためのトレーニングを
まとめた著書が、
「ゼロ・グラヴィティ理論
脱ウエイトトレーニング
アスリートのパフォーマンスを
爆発的に進化させる7つの新法則」
である。
この著書を手に取り、
ぜひトレーニングを行ってみてほしい。
そして、
人体に沿った正しい投球フォームを獲得し、
最大限の力を引き出して、
1人でも多くの選手が
最も輝ける時に輝いてほしい。
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