【カラダラボのコンセプト】~ゼロ・グラヴィティ理論との繋がり~

【ゼロ・グラヴィティ理論】


ゼロ・グラヴィティとは、

重力

「 0 ゼロ 」

になるわけではありません。


私たちは、

地球の重力に対して

無意識に姿勢を保とうとしています。


そのときに

働いている筋肉を


抗重力筋”


といいます。


筋肉が重力に対して、

バランスが取れているときに

一番抗重力筋の作用が

適正に働いているのです。


さらに、


このときの身体が


1番重力の影響を受けづらい状態です。


この状態を、

“ゼロ・グラヴィティ”

と言っています。


【筋肉のバランスには2種類の考え方】


①速筋群と遅筋群の表裏のバランス

②速筋群は速筋群、

 遅筋群は遅筋群同士の連動性のバランス


例えば、

太ももの表(大腿四頭筋)が遅筋、

太ももの裏(ハムストリングス)が速筋です。


どちらか片方だけが、

大きくなりすぎたり、

小さく弱くなりすぎたりしないように

するのが①のバランスです。


②では表裏ではなく、

身体全体で考えます。


速筋同士、遅筋同士の力が

途中で途切れないように


上から下まで

連動して動けるようにする必要があります。


速筋、遅筋の両方が

それぞれに連動し合っていることで

バランスが保たれるのです。


②を獲得している人はゼロに近い。


本で紹介している


ストレッチ&トレーニングは


まさにこの連動性を

獲得するのに最適と言えます。


話が少しずれてしまいましたね...


戻します!


抗重力筋作用が適正に働き、

重力を感じづらい身体を獲得する。


そのために、


筋肉のバランスを整える。


ゼロ・グラヴィティ理論では、


この

「筋肉の均衡」

を重要視しているのです。


【カラダラボのコンセプト】


カラダラボでは、

1年間を通して

身体作りを行うことを推奨しています。


なぜならば、


季節ごとに弱まる機能や内臓が変わり

鍛えなければならない筋肉が変わる。


また、

摂取したい食材も変わってきます。


それぞれの季節で、

互いにバランスを取り合っているのです。


今、季節は“春”です。


春に養生すべき機能を

春のうちにきちんと整えることで、

次の季節の夏を迎えた時に、

夏に養生すべき機能を整えられると

相乗効果が表れます。


この関係を「相生」といいます。


しかし、


春の養生をするときに、

気をつけなければいけない点があります。


それは、

「やり過ぎない!」

ということ。


春は晩夏(梅雨時期)と

バランスを取り合っています。


春に弱まる内臓を養生しすぎると、

晩夏に弱まる内臓がさらに弱まってしまいます。


この関係を、

“相剋”

といいます。


「相生」「相剋」の特徴を生かし、

翌年の健康のために

1年という期間を通して

コンディショニングをカラダラボでは提供しています。


【ゼロ・グラヴィティ理論とラボコンセプト】


抗重力筋相剋が」

が2つを結び付ける鍵なのです。

春をたとえに話をしてみましょう。


春は、

太ももの裏

ハムストリングスの強化

必須です。


相剋の関係にあり尚且つ、

抗重力筋作用を構築する筋肉が

太もも、大腿四頭筋です。


この相互関係を懸念しながら、

トレーニングメニューを行ないます。


ハムストリングスの強化をする上で、

大腿四頭筋の状態をチェックすることが、

故障のリスクを回避し、

パフォーマンス向上の手助けになるのです。


表裏で拮抗する筋肉がバランスを崩し、

グラヴィティ(重力)に対し

バランスの良い状態を保てなくなってしまうと、

関節や靭帯・腱に負担をかけ、

膝の故障が多発してしまうのです。


前十字靭帯損傷や断裂、

内側側副靱帯の損傷が多いのは、

ハムストリングスを

鍛えなくてはならない春の時期です。


しかし、


季節に合わせて

鍛えるべき筋肉に刺激を与えるだけでは、

真のパフォーマンス向上は望めません。


相剋の関係を意識し、

身体がゼロ・グラヴィティになるような

筋肉バランスを獲得することが

真のパフォーマンス向上なのです。


カラダラボのコンセプトは、

本質的にゼロ・グラヴィティ理論を理解する上で、

欠かすことができないものなのです。


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。