遅筋とスピン動作の組み合わせは危険だヨ

「石川貴之のラボ式トレーニング講座」のオンラインサロンでは、"トレーニング" や "カラダの作り方" "動かし方"に関する記事を、ほぼ毎日2,000文字〜3,000文字投稿していおります。 


緊急事態宣言が解除されたことで徐々に現場での指導が増え、サロン内ではそこで得た情報や、トレーニング動画を惜しみなく公開し、サロンメンバーさんの各現場で利用していただいてます。 


必ず役に立ちます! 


とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っているヒトも少なくないでしょう。 


その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。 


 今日はその日で、6月15日(月)にサロン内に『遅筋とスピン動作の組み合わせは危険』をテーマに投稿した記事を無料公開します。 


こちらを参考に入会を検討いただけたら、うれしーです。

現在19名まで増え、記念すべき20人目はあなたです!


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こんにちは。 

今日から都内の小学校・幼稚園が通常通りの登校となり、15:00までは久方ぶりに静かで穏やかな1日を過ごせる、ストレスフリーこと石川です。 

#平穏な日常が戻りつつあるのだろうか 


さて。 

昨日、動画でご紹介しましたトレーニングで、ありがたく筋肉痛をいただいているのですが、今日はその遅筋群トレーニングの必要性や注意ポイントなど、もう少し踏み込んでお話ししたいと思います。 


『動作の単純化』が肝です。


19日(金)から宮崎県に行く予定で進めてますが、先方の要望は "3つ" です。 


①カウンター動作を使ったスパイクフォームの獲得 

②ブロックの形づくり ③跳躍力の獲得  

③に関しては、「太腿周囲を一回り大きくしたい」


と要望があり、季節的にもマッチしていることからメニューの提供は容易で、妄想力は爆発してます。 考えていることを「バビッ!」と、書き下ろします。 


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▶︎ 動作トレーニングのメリット 

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動作トレーニングの最大の魅力は、競技に必要な動きをトレーニングで脳にインプットすることで、実際のプレー中に「あれっ!?今までにない動きができてるねー」ということが普通におきます。  


おこさせます。 


練習中に「オイ、なんで "〇〇" ができないんだよ!」は、よくありがちです。  


指導者の口癖と言っても過言ではありません。  


その原因の多くは、指導者が求める動きが選手の脳にインプットされていないからです。 


なので、選手の「それ、どうやったらできるの?」という悩みを、トレーニングで解決するのがトレーニイングディレクターの仕事です。  


そのため、指導者が選手に求める動きに沿った、メニューの提案が求められ、その把握が必要となるのです。  


イチローやウサイン・ボルトらの超一流アスリートが「これは不変のトレーニングだ!」と伝えたとしても、戦術に合わなければ無意味です。  


それは、いつもお伝えするように、競技力のためのトレーニングではなく、トレーニング力向上のためのトレーニングです。 


とかく、常に「競技にどうつなげるか」を『妄想する力』が求められると思うところです。 


そのため、遅筋群トレーニングも「なんで必要で、どうつながるのか」は、伝えられる準備はしなくちゃダメです。 


もちろん、過度にやる必要がない理由もネ。  


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▶︎ ウエイトトレーニングは動作が単純 

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遅筋群トレーニングは動作を単純化する必要があります。 


それは、表層の大きい筋肉に低い姿勢で刺激を加えるため、複雑性の高い動きを加えると、関節に負荷がかかり故障につながる恐れがあるからです。 


例えば、石川が心から毛嫌いする、ベンチプレス・スクワット・デットリフトの "3密" ならぬ "3悪" トレは、全て表層の大きい筋肉にアプローチします。(※過度にやらなければOKですし、自分でやりたくないからです!)  


そのため、関節が単体で動き、なおかつ単純な動作であることが理解できますね。 


 ・ベンチプレス = 上腕二等筋・三角筋・僧帽筋 →肘の屈曲と伸展 

・スクワット = 大腿四頭筋

・大臀筋 →膝の屈曲と伸展の 

・デットリフト = 大臀筋 →股関節の屈曲と伸展 


もし、これらと同じ負荷をかけて対角らせん運動をしては、腱や靭帯が「プチっ!」て音を立てて崩れ落ちます。 


なので、負荷の強いトレーニングほど動作を単純化するは、構築するうえで気をつけなくてはなりません。 


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▶︎ 背骨のスピン動作が危険 

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この話を受けて、次のような疑問を持たれる方がいらっしゃいました。

 

「自重のラボトレも単体で動かすの?」 


たしかに、そう思われるのも不思議ではありません。 


ここが今日の本題です。 低い姿勢で負荷はかかるのだが、自重であれば関節に対する負荷は軽減され、「筋連鎖」と「カウンター動作」は創出することはでき、そこは「ウエイトトレーニングとは全く違うよ!」ということです。  


とはいえ、立位・立ち膝・うつ伏せ・仰向け・四足と同じように、動作と動作の切替しで背骨にスピンを入れて加速しては、「プッツン」いってしまうので、他の姿勢よりも「スムーズに動く」ことは求めません。 


特に、低い姿勢で左右・前後・斜めに重心移動が入るときにはです。 一個一個を丁寧に動き、表層の筋肉に刺激をいれて、「もう1年間分の遅筋は、この1ヶ月でやり切った!」と思えるくらいやりましょう。 

#目指せオールアウト  


まとめます。 

梅雨は低い姿勢で遅筋群を鍛える必要があるのだが、関節に負荷がかかるので "2つ" のことに注意をしましょう。 


①動作を単純にする 

②切り返しでスピン動作を入れない 


この2点を忘れずに取り組んで見てください。  


それではまた更新します。




#石川貴之のラボ式トレーニング講座 #ゼロ・グラヴィティ理論 #カラダラボ




”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。