インナーの強化にはこんな考え方もあるよ


「石川貴之のラボ式トレーニング講座」のオンラインサロンでは、【トレーニング方法】 【カラダの作り方】 【動かし方】 に関する記事を、ほぼ毎日2,000文字〜3,000文字投稿していおります。 


サロン内ではそこで得た情報や、トレーニング動画を惜しみなく公開し、サロンメンバーさんの各現場で利用していただいてます。 


必ず役に立ちます! 


とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っているヒトも少なくないでしょう。 


その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。 


今日はその日で、7月15日(月)にサロン内に『インナーマッスルの強化にはこんな考え方もあるよ』をテーマに投稿した記事を無料公開します。 


こちらを参考に入会を検討いただけたら、うれしーです。 


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おはようございます。 昨日から血反吐を吐きながらストレッチを頑張ってますが、筋肉の強張りを一日で解消するアマチャンな考えは通じないことを痛感している、カラダラボの石川です。 


さて。 

今日は神戸でお伝えしてきた肩甲骨の「インナーマッスル強化方法」のお話しです。  


彼女たちは本気でやっているのですが、「それ... ギャグでしょ?」と思えるリアクションに、「神戸といえど、関西の血は争えないな」と思うところです。 


それは、故・志村けんさんの「ズッコケ」の切れ味を彷彿させる鋭さです。  


選手たちに聞けば、「過去イチでキツかったので、そんなギャグしている余裕はないです!」と、血が入っていることを否定します。 

#石川はだまされないゾ 


▶︎ 本来のフォームを崩す要因が明らかに 

これは以前にもお伝えしたことなのですが、季節的にも大事なことなので改めて記したいと思います。 


肩甲骨のインナーマッスルは回旋運動をさせる機能を持ち、運動エネルギーを蓄積する【外旋】と、運動エネルギーを放出する【内旋】の関節可動域や筋出力を高めてくれます。 


このインナーマッスルを鍛えるには、特殊なトレーニングが必要で、ちまたでは「チューブ」を使うのが代表的です。  


様々な角度でチューブを引き、弱い刺激を継続的に入れることで可動域と強化を図る目的です。 この時に回旋動作を「カチャン!」と鍵をかける筋肉があり、その筋肉肥大がインナー強化を邪魔をし、トレーニングの効率性を下げてしまうのです。 


それは、ショルダープレスで「モリモリ」に筋肥大が期待できる『三角筋』のヤロウです。  


過度に三角筋を強化することはインナーの動きや強化を邪魔をするだけでなく、アウターとの筋バランスが崩れ『インピンジメント症候群』という、非常に厄介な「肩痛」を引き起こしてしまうのです。 


特に野球選手に多く、「この角度でリリースしたら痛いから、少し下げてみよう」なんてことになり、自分のベストパフォーマンスを発揮するフォームを変えることでボールの質が悪くなるのです。 


さらに、脳には「痛くないけど、良質なボールがいかないフォーム」がインプットされ、肩が完治したときには本来のフォームを忘れ、二度と故障前のボールを投げることができなくなるのです。 


①筋バランスを崩し痛み発生 

②痛みがでないリリースポイントを探す 

③脳にそのリリースポイントがインプットされる 

④肩の故障が完治する 

⑤悪いフォームがインプットされ、本来のフォームを忘れる 

⑥引退(残念!) 


 日本ハムの斎藤佑樹選手ことハンカチ王子は、その代表的な例かもしれません。 


高校時代のフォームは完璧でした。  


高野連で問題になっている「球数制限」は、制限する前にやるべきことがたくさんあるように思います。 


 例えば、「高校球児はウエイトレーニングの制限」を設けるとか。 


「筋肉トレで肩を壊す恐れがあるので、球数制限をしましょう」は本末転倒で、これぞ「野球部」ではなく「ウエイトトレーニング部」です。 


▶︎ 筋肉労働組合には気をつけよう 

ところで、三角筋を鍛えてインナーとのバランスを崩すと、なぜリリースポイントが下がるのでしょうか。 


バレーボール選手であれば、ネットやブロックがあるため、1mmもインパクトポイントを下げたくありません。  


バスケットボールも、できる限りリリースポイントが高い方がゴールに近くなり、ボール半個で涙を飲むことは少なくありません。 


ここはみなさん、抑えておく必要があると思うのです。 


三角筋の作用は「肩の外転」なので、「鍛えれば鍛えるほど腕が上がりやすくなる!」と思いがちですが、それは大間違いです。  


例えば、「腕が上がらないよぉ〜」という五十肩のヒトに対しショルダープレスを進めるトレーナはいません。(多分) 


これは全ての筋肉にいえることなのですが、筋肉の可動域は「伸びる」だけでなく「縮む」ほうもあり、肩を外転させるには三角筋を『収縮』しなくてはなりません。 


筋肉は『伸縮』するのです。  


ところが、筋骨隆々な状態だと「これ以上、ボクは縮むことができないので、腕はあげられません!」と、三角筋からストライキを受けるのです。  


筋肉労働組合が反抗して肩を上げさせず、それを無理やり上げようとすると、猛反発として痛みを食らうのです。(ラボは今は大丈夫かな...。汗)  


輪ゴムであれば、「伸びる」ことはできるけど「縮む」ことはできないとしたら、束ねることはできても締めつけられず、ゴムとしての機能を果たせません。  


つまるところ、バカな女子が「かっこいいー、触らせてもらって良いですか?」という、筋骨隆々でバキバキな三角筋は肩の外転可動域を失い、本来持つフォームを崩しかねないということです。  


なので、過度に「ショルダープレス・ラットマシン・チェストプレス」を行っては危険です。 

#あくまで過度にです 

#くれぐれも過度にです

#全てがダメとは一言も口にしてないからネ


 いろんな筋肉労働組合からストライキを受け、マスコミからもバッシングをくらい、スポーツ活動困難な状態に陥ってしまいます。 


ガクブルです。 少し長くなってしまうので、キレの良いところでおしまいにし、明日さらに深掘りしていきたいと思います。 


それではまた更新します。


※試合前にカラダを軽くする "7つ" の即行ストレッチ&トレーニング 



 #石川貴之のラボ式トレーニング講座 #ゼロ・グラヴィティ理論 #カラダラボ 

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。