そこが知りたい!! NBA選手に学ぶシュートフォームの身体の使い方

NBA選手でステファン・カリー選手といえば、

何と言ってもシュートがとてつもなく入る選手。

特に3ポイントラインより1~2メートル遠い位置からでも、

難なくシュートを成功させる技術を兼ね備えています。

彼は一試合で13本もの3ポイントを沈めNBAレコードを塗り替えた選手です。

シュート動画を良く見ます。

カリー選手のシュートフォームは今までの"シューター"のフォームと違い、

背骨と骨盤を回転させて打つのが特徴です。

的を射るスポーツで、ここまで身体の可動域を上げ、

正確に射る選手は世の中を見渡しても彼しか見当たりません。


カリー選手のシュートフォームを解説


①足は左足が後ろで右足が前に位置しジャンプする

②シュートを打つときに左肩甲骨を引き、背中が左側に回転する

③ボールのリリースは、右肩甲骨が内旋し、手関節がスナップ動作

④さらに左肩甲骨を引き、背中を左に回転させる

⑤骨盤も左に回転し、軸足の左足に対し右足が左に回転する

⑥右足が上がっているため、左足で着地する

このように背骨の回転と肩甲骨を引く動作を使い、骨盤を回転させる。

そのエネルギーをボールに伝える技術は、相当な速筋群の筋連鎖が必要になる。

▷回転運動に必要な主な筋肉

【肩甲骨】

・前距筋、僧帽筋上部、僧帽筋下部、小胸筋、肩甲挙筋、菱形筋

【背中】

・脊柱起立筋、腰腸肋筋、多裂筋、腰方形筋

【股関節】

・ハムストリングス、小殿筋、大腿筋膜張筋、中殿筋、大殿筋

▷回転動作が入ることで4つの事が体現できる

・身体を連動させてシュートを打つことができる

・シュートレンジが広がる・余計な力感がなくなる

・身体の負担が軽減する


従来のシューターがシュートを打つときの身体の使い方


・肩甲骨の内旋がなく、スナップ動作が掌屈のみ行われる

・両手でボールを持ち、左足が後ろで右足が前の状態でジャンプする

・シュートを打つときに背中の回転動作はなく、

腕、背中、膝、股関節などの屈曲と伸展でシュートを打つ

・リリース後は両足で着地をする

上記のような身体の使い方になります。

そうすると身体全身を使ってシュートを打つのではなく、

筋肉単体を使うシュートになってしまうのです。

筋肉や各部位の連動性がなく、シュート成功率も減少するのです。

したがって身体を連動させてシュートをするには、屈曲と伸展だけではなく、

身体を捻る動きをスムーズに行えるかが鍵になります。

そのためには相当の中枢神経系のトレーニングが必要になるでしょう。


身体を連動させシュートを打つには


①身体を捻る柔軟性の獲得

②一連のシュートの流れを取り入れた神経系トレーニング 

③トレーニングとシュートフォームつなげるため、実際にシュートを打つ

以上のサイクルを反復し、身体の使い方を脳にインプットするのが、

フォームを獲得する最短経路と言えるでしょう。

カリー選手のような名シューターに近づくには、

脳を含めた中枢神経系と四肢を連動させる必要があリます。


▷中枢神経系のトレーニングは下記クリック

https://twitter.com/i/moments/1089445568642875392


特に小柄の選手でシュートの精度が安定しない、

シュートの飛距離にバラつきがある方は、

ぜひカリー選手の身体の使い方を取り入れていただきたいです。

言葉だけでは伝わりにくい部分もあると思います。

一度、カリー選手のシュート動画を見て、照らし合わせてみてください。


▷カリー選手のシュート動画

https://www.youtube.com/watch?v=LwwvsjKbxII


#右足#シューター#左足#カリー#左肩甲骨#身体の使い方

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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