削っても良いことなんてない!睡眠時間
睡眠と脳の関係
睡眠時間は脳の休息に重要な役割を果たしています。
私たち人間は元々四足歩行でした。
二足歩行になることで、変化したことがあります。
それは脳が大きくなったことです。
中枢神経にエネルギーを使うことで脳がより働き、知識を得るようになりました。
そのおかげで科学革命が起き、世界は発展してきたのです。
これは我々人間にしかできないことであり、優秀な脳の持ち主であることが分かります。
しかし、この発展し、便利な生活のせいで、脳を休ませる時間を削ってはいませんか?
二足歩行の私たちの脳は、ヒト以外の霊長類の脳と比べたときに、
3倍以上のエネルギーを消費しています。
それほど脳が活動しているということなのです。
ということは、脳を休ませる時間をきちんと確保する必要があるということです。
その休ませる時間が睡眠なのです。
睡眠の種類
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。
これを理解することで、睡眠の質を高めることが可能になります。
・ノンレム睡眠
眠ってから3時間まで
脳の睡眠割合が多く、成長ホルモンが分泌される
・レム睡眠
3時間以降
身体の睡眠と言われ、脳では情報処理や気持ちの整理を行う
脳の休息のためには、睡眠後3時間のレム睡眠の質が鍵となります。
前日に勉強したこと、 トレーニングやストレッチで覚えた動作を
翌日忘れているのは、レム睡眠中に脳内で情報の整理がされていないためです。
どんなに脳を使ってたくさんのことを覚えたとしても、
睡眠の質が良くなければすべてが無駄になってしまうのです。
レム睡眠の質を高めるには、就寝直後から3時間を指す、
ノンレム睡眠の質を向上させることが第一条件です。
そのために必要となるのが、下記で説明していく「効率的な睡眠法」なのです。
睡眠負債とは
睡眠負債という言葉を聞いたことがありますか?
睡眠不足が借金のように積み重なってあらゆる不調を引き起こす状態のことをいいます。
日本国民の20歳以上の平均睡眠時間は6時間未満が約4割もいると発表されています。
免疫力が下がって風邪をひきやすくなったり、
肥満や高血圧などの生活習慣病のリスクも高まったり、
肌の保湿力が悪くなったり、精神面でもうつになりやすいと言われています。
また、睡眠時間が6時間以下の人は7~8時間の人より死亡率が2.4倍も高くなるそうです。
睡眠負債が蓄積すると、死亡リスクもあがってしまいます。
-朝、起きる時刻になかなか起きられない
-起きた時にだるさを感じる、頭がぼんやりする
-午前中に眠くてたまらないことがある
-横になると、どこでもすぐに寝てしまう
-休日は平日よりも2時間以上長く寝てしまう
-食事の時間や回数がバラバラ
これらに当てはまる人は睡眠負債がたまっている可能性あり!
生活改善していく必要があります。
睡眠負債を無くす効率的な睡眠法
①7時間前後の睡眠を確保
②日をまたがないで眠りにつく
③寝る直前(3時間以内)には食べない
④歯周病の治療
⑤いびき・歯ぎしり・無呼吸改善
このポイントを押さえ、生活習慣を変えていきましょう。
過去と現在の睡眠の違い
現在の私たちは科学革命期を生きています。
携帯やPC、最近ではAIまでもが発展してきました。
眠らない街といわれるように、
夜遅くまで子供から大人までが街を歩いているような時代です。
就寝時間が遅くなるため、朝起きれないというのが現状問題として起きています。
睡眠負債が溜まってしまうのは必然的でしょう。
科学革命期より前の人々はどんな生活を送っていたのでしょうか。
外には太陽の光しかないため、日が昇れば、起き、沈めば寝る
という生活をしていたことでしょう。
太陽の周期に合わせて生活をしていたということは、
10時間近い睡眠をとっていたことになります。
また、就寝時間は早く、起床時間も早いという生活でした。
これこそが人類にとって正常な生活ではないのでしょうか。
これを機に今までの睡眠時間や生活習慣を見直しみてはいかがでしょうか。
二足歩行になることで得た優れた脳を活かせるかどうかは睡眠次第なのです。
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