【サッカーにおける完璧なスキャニングとは】

イングランドの首都である

ロンドン北部をホームタウンとする

サッカークラブ “アーセナル”


去年まで22年間、

監督を務めていた


「アーセン・ベンゲル」


彼は、

スポーツにおける

イノベーションを議論するカンファレンス


『スポーツイノベーションサミット』

に登壇し、

現代サッカーで注目を集めている

「認知」

について熱く語った。


【ベンゲルが語る認知とは】


サッカーでは,

ボールを受けるときに


周囲の環境を “認知” し、


パスを出すのか自分でボールを持ち続けるのか

“決断” し最後に “実行” をする。


この中でベンゲルは,

「認知」が重要だと説いている。


「ボールを受ける前に

 できる限り多くの情報を集める」


ベンゲルはこれを


『スキャニング』


と呼んでいる。


【スキャニングにおいて重要なポイント】


・ボールを受ける前の10秒間で経る過程

・情報を得る頻度

・得た情報のクオリティ

・一時的に顔をボールから

 離れた方向へ向ける身体や頭の動きの速さ


1秒あたりの

スキャニング回数が多いほど

パス成功率が高くなる。


優れた選手は、

ボールを受ける前


10秒間で6~8回


スキャニングを行っている

ということが研究で分かった。


これが一般的な選手だと

たったの3、4回しか

スキャニングを行えていないのだ。


ベンゲルはそこに

大きな改善の余地がある

と考えたのである。


身体を正常に動かすためには


頸椎、胸椎、腰椎、股関節


の可動域が正常なところまで

確保できているかどうかが重要である。


どこか1つでも、

可動域が狭ければ身体に負担をかけてしまう。


そして


怪我に繋がってしまうのだ。


正確に、

そして素早く認知するためには、

正常な可動域が必要不可欠である。


【フットボールにおける問題点とは】


①実行

②決断

③認知


この①②③の順序で

多くの選手がプレー方法を

学んでいることこそが問題点である。


ベンゲルの説く、

「スキャニング」と逆になっている。


この問題点を解決しなければ、

スキャニング力の向上は見込めない。


一度でも、


「実行」


という思考回路が


選手の脳に焼き付いてしまうと、


指導者がどのように指導をしても、


一度、脳に焼き付いた

思考回路を変えるのは極めて難しい。


幼少期のトレーニングで、

いかに認知から始まる遊び

用意できるかが“鍵”となるのだ。


【スキャニング後の身体の動き】


スキャニングを鍛え、

正確な情報を素早く捉えられるようになっても

身体が反応できなければいけない。


まずは、


「スキャニングで情報を獲得」

そして


「これからどんな動作が、

必要となるのか決断し実行へと移す」


さらに、

その後に必要となる動作も考える。


ここまで行ってこそ


“完璧なスキャニング”


と言えるのではないだろうか。


この動作を獲得するための

トレーニングとして、

カラダラボで推奨している


“神経系トレーニング”


がもっとも好ましいと言えるだろう。


このトレーニングによって

「脳からの伝達スピード」があがる。


トレーニングを繰り返すことで

考えなくても

身体を動かせるようになる。


伝達スピードがあがれば、

身体を無意識に動かすことができるだけでなく、

スキャニングで得た情報整理も早く行えるようになる。


まさに一石二鳥である。


ベンゲルが勧める


「認知」


から始める遊びを幼少期に行い、


ラボが勧める


「神経系トレーニング」


を行えば、


“スキャニング”“身体作り”


も獲得できること間違いないだろう。


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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