筋肉を守る機能が瞬発力を生みだす不思議なチカラ


オンラインサロン入会者への【トレーニング再興戦略の特典プレゼント】最終日です。


 毎日サロン記事を投稿しているのですが、 

「いまは、トレーニングこれでいいですかね?」、 

「ジャイアンツの坂本選手のバッティング論を書いてください!」、  

「トレーニング論とキングダムの話で盛りあがる」、 

など、サロンメンバーさんの疑問を改善し、それが他のメンバーさんの学びになったりと、「コミュニティーの持つチカラ」は偉大だなと思うところです。 


とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っうヒトも少なくないでしょう。 


その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。 


 今日は4月19日(日)にサロン内に投稿した「筋肉を守る機能が瞬発力を生みだす不思議なチカラ」を無料公開します。 


 こちらを参考にご検討いただけたら、うれしーです。 


 それではどうぞ。



▶︎筋肉を守る機能が瞬発力を生みだす不思議なチカラ


こんばんは。 コロナショックにより、「デジタル」と「アナログ」の距離感が、太平洋横断よりも遠く感じ、咸臨丸にのった「勝さん」の苦労を想像した、キャプテンこと石川です。 


つまるところ、ヒトにとって「身体性の共有」が大事で、ハヤリの "zoom 飲み会" より、「かたい絆に 想いをよせて〜♪」と、たまたまよこに座ったヒトと、肩をくみあいビールを飲むほうが好きです。(※長渕剛の楽曲「乾杯」より) 


「with コロナ」といえど、みんなどこまで我慢ができるのか見守りましょう。 


さて、きのうの記事では、『IH予選どころか、全国大会も開始が危ぶまれているなかで、今年のカラダづくりは超絶に難航する』ので、「どこに照準をもっていくか?」を、お伝えしました。 


夏前に1度、チームのピークを持ってきたほうが、秋冬の大会に照準が合わせやすいが、結論でしたね。(※今日からの参加者は、ぜひ、きのうの記事を読んでからご覧ください^^) 


今日は、もう一つの課題である、「ジャンプ力を最大限にのばす時期に、最適なトレーニングができなかった」という事実についてです。 


いつもお伝えしている通り、指導者から依頼を受けるなかで、最も要望がおおいカテゴリーです。 それでは、紐解いていきましょう。 


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▶︎「腱反射」で瞬発力の向上は、一石二鳥のECOシステム _______________________________________________

まずは、4月に提案したトレーニングの一部を、見直してみましょう。


 ▽ 4月 - タオルトレーニングで付けた筋肉を、瞬発的な力に変換する 

・前回のトレーニング(※低い姿勢での重心移動トレーニング)でつけた筋肉を縦(ジャンプ)に変化する『腱トレ』6種目程度のメニュー提案  


簡単にお伝えすると、瞬発力は「ジャンプ力」、そして「構えの姿勢」からの一歩目の「スピード」であり、その役割の多くを『腱』がにぎってます。  


『腱』とは、骨と筋肉つなぎめで、本来ヒトが持もつ【反射】を手軽に誘発します。 


ちょっと難しく書きますね。 腱反射は、急な外力によって筋が損傷するのを防ぐための生理的な防御反応である。


弛緩した筋は損傷し易いため、外力のかかった際にすばやく筋を緊張させている。(※Wikipedia先生) 


眠くなりますよね。(笑) 


では、頭のなかで縄跳びをしてみてください。 


おそらく、みなさんはつま先で着地してるでしょう。


縄の回転スピードを遅くしたら、膝が曲がってかかとが地面につき、逆に縄を回すスピードをあげると、かかとがあがったままで縄跳びをしていることでしょう。 


①縄の回転スピードが遅い = かかとが地面につく 

②縄の回転スピードが速い = かかとが地面につかない 


 この、②の回転スピードが速い状態が、「急な外力(※着地)によって筋肉(※ふくらはぎ)が損傷を防ぐために、アキレス腱や前脛骨筋などの腱反射で、次のジャンプにつなげるのです。 


その一瞬の筋収縮スピードは、メチャメチャ速く、上手にスポーツに活かすことができれば、爆発的な瞬発力をそなえることができるのです。 


そして、「腱反射」は、ふくらはぎ(※下腿三頭筋)を保護するために働くのです。 


たとえば、アキレス腱断裂がまさにそれにあたり、本来ならば "ふくらはぎ" を守るために、腱反射が使われるのが自然なヒトのカラダの原理です。 


それが「筋が損傷するのを防ぐための生理的な防御反応」なのです。(※Wiki先生ありがとう) 


しかし、『腱』の強化をすることができず、この「生理的な防御反応」が働かず、過度に "ふくらはぎ" に負荷がかかり、アキレス腱断裂という最悪の結果をまねく恐れがあるのです。 


"ふくらはぎ" の肉離れも、同じような原理です。 


つまるところ、「ジャンプ力」や「ダッシュ力」は、筋肉を守ために働く作用を利用した、一石二鳥のECOシステムなのです。


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▶︎ コロナショックは遅筋群トレ中心のチームには幸運!?

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その腱の作用を最大化できる季節が、1年間の中でも「春」であり、その季節をコロナに奪われたボクは、「さて、どうしたものか?」と頭を悩ませているのです。 


コロナめーーー!(怒) 


これは、昨日のピークパフォーマンスの照準を合わせるよりも、難しい問題に思えます。 


とはいえ、ボクのクライアントは、「遅筋連鎖運動中心のトレーニング」ではなく、「速筋連鎖運動」を継続的に取り組んだきた過程あり、少々の「ズレ」は修正できると考えているところです。 


いつもありがとうございます。 


逆に、器具をつかった、関節を単体でしか動かさない「遅筋群」がメインであれば、『腱』を鍛えることができず、遅筋群である "ふくらはぎ" や "大腿四頭筋" がらみの故障に、悩まされることでしょう。 


それが、肉離れですめばよいでしょうが。。。(汗 


ただ、「遅筋群」を鍛えるトレーニングがメインのチームは、練習ができないことにより、逆に好循環がうまれることも考えられます。 


なぜなら、コロナの影響で練習ができないことで、自然の原理の観点からは、必要ないトレーニング(※関節単体で動かす遅筋トレーニング)をする機会が奪われたからです。 


それにより、無駄に筋肉をつけることを回避できます。 


不幸中の幸いですね。 


いや、むしろ幸運かもしれません。 


ラッキーです。 


明日は、動画を利用して、さらに深堀していきたいと思います。


それではまた更新します。


みなさん明日も一生懸命頑張りましょう。



※興味のあるヒトは【公式】サイトをのぞいて見てください。


※動作トレーニング入門書もぜひ^^



”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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