トレーニング再興戦略を立ち読みしませんか?Part.11

おはようございます。


公式ハッシュタグランク「#スポーツ科学」で、1位に輝きました。


読者のみなさん、本当にありがとう。


それでは、「トレーニング再興戦略」の立ち読みしませんか?Part.11。


お楽しみください。




▶︎“3つ” のライフスタイルの確率で、自然を感じる『感性』を磨く 


 では、表1を見てみよう。 


表1 


▶︎自然と調和するために必要な ”3つ” ライフスタイルとは 

① 食生活 

② 身の鍛錬 

③ 心の修行 


①に関しては、 

西洋的に定義づけられている、「三大栄養素の摂取」や「バランスの良い食事」とか、「〇〇カロリーの摂取」のような食生活ではない。
 


根底はやはり自然にあり、いわば「旬の食物」を摂取する必要性だ。
 


日本は四季(※本来は五季と書きたいのだけど、見づらいので四季にするね)に応じて、豊富な食材がたくさんある。 


みんなの住んでいる街にもきっとあるはずだ。
 


ボクの故郷のタコ刺しのようにね。(アピールしすぎw)
 


でも、冷凍機能や輸送技術の発達により、好きなモノが好きな時に食べれる良い時代になったんだ。 


今となっては普通だけど、北海道産のモノを東京で食べるのは、大変な手間がかかったはずだ。 


でもね、その弊害があるんだ。 


それは、ヒトが「あー、夏がくるから〇〇の準備をしないとなー」というような、季節を感じる「感性」を失わせる要因になったんだ。
 


地球は優しいから、みんなのカラダのことを考えて、必要なときに必要な食物を与えてくれているのに、それを感じる能力をヒトは見失っている。 


もはや、放棄しているのかもしれない。
 


食べた食物の栄養が、カラダを生成するのは、西洋も東洋も違いないのはわかるよね。 


可能な限り「旬の食材」を摂取することは、”しなやかな” カラダを創る第一歩なんだ。 


②に関しては、 

まず、四季に応じて養うべき内臓は変化することを覚えておこう。 


これは、本著では「ズッーっと」語られるので、暗記してほしい。
 


どう変わるかというと、「春=肝臓、夏=心臓、梅雨=脾臓、秋=肺、冬=腎臓」となる。
 


①でお伝えした「旬の食物」は、季節に養うべき内臓に最適な栄養をあたえ、さらに季節に鍛えるべき「筋肉」や「運動器」の構築に、多大な影響を及ぼすんだ。 


たとえば春を考えるなら、冬が過ぎ去った大地から、メキメキと生えあがる「新芽の食物」が、肝臓を元気にすると伝えられている。
 


何度もいうように、食べた食物の栄養で、ヒトのカラダは生成されるからね。
 


そのため、「季節に合わせた身の鍛錬の方法」とは、「旬の食物」が四季で変化するように、トレーニングすべき「筋肉」や「運動器」へのアプローチ方法も、四季で変える必要があるんだ。
 


つまり、毎日「腕立て伏せばかりやっちゃダメだよ」ということだからね。 


これは、本書の核心に迫る部分なので、あとでゆっくり伝えるよ。
 


誰も置いてきぼりにしないからね。
 


だって、東洋的思想を学ぶことは「孤独」と縁がないと伝えたよね。 


思い出して。 


③に関しては、 

これまた「THE 東洋的思想」と思える、グレーゾーンの問題だ。 


なんせ、テーマが「心の修行」だから怪しさ満開だよね。
 


でも、「THE 有頂天ホテル」のようなコメディーだから、楽しめると思うよ。 


ここまでで、だいぶ背中が強張っているから、肩甲骨を後ろに回して、リラックスしながら読もうか。 


みんなは旅と聞いて、何を思いだす? 


「家族旅行」「友達との卒業旅行」「恋人との旅行」「新婚旅行」「海外旅行」と、旅の形っていろいろあるよね。 


ボクが大学生のときに、日テレ系で放送されていた『進め!電波少年』という、伝説的な番組があったんだ。 


今では考えられないが、あの有吉弘行さんが相方と一緒に「ヒッチハイク」で世界を旅するコーナーがあり、それがバカうけして「ヒッチハイク」が、日本中に流行したんだ。 


そのあおりを受けて、2月の真冬の北海道で青年石川はトライした。 


今でも鮮明に覚えている。 


2月のオホーツク海って、ロシアから吹き付ける風で、流氷が流れつき、海が真っ白になるんだよ。 


みんな信じられる? 


沖縄はマリンブルーだけど、冬のオホーツクはマリンホワイトなんだ。 


雪じゃなくて氷だからね。 


その流氷を運ぶ疾風にカラダが吹き飛ばされるのを、「グッ!」と耐え忍びながらのヒッチハイクは、いうまでもなく極寒でしかなく、生涯最初で最後と誓った。 


そこで「旅はツライ」と学んだんだ。 


「可愛い子には旅をさせよ」、ということわざは聞いたことあるかな? 


ヒッチハイクで学んだことはまさにこれなんだ。 


昔は今のようにインフラが整ってはいなく、「旅」に出ることは何よりも大変なことで、「修行」といわれていたんだ。 


もし、現代で上司に、「〇〇さん、明日から東海道を歩いて大阪まで出張ね!」と通達があったなら、間違いなく「パワハラ」で訴えられる。
 


江戸時代は徳川家康が築いた「参勤交代」のシステムから、「パワハラ旅行」が普通に行われていたのだ。 


家康さんには逆らえないからね。
 


これは自称「旅人」のボクだからこそ言えることなのですが、という言葉があったくらいです。 


現代では「旅」が「旅行」に変容し、みんなが「ドキドキ、ワクワク」する、とても楽しみなイベントだよね。 


ボクもその1人。 


「じゃあ、旅行でどうやって修行したら良いの?」という話になるよね。 


その答えは簡単で、「旅先で現地に住む方と、コミュニケーションをとる」こと。 


旅先でお世話をしてくれるヒトや、現地で一緒にご飯やお酒を交わすヒトとは、旅行先でホテルに閉じこもらない限り出逢えるよね。
 


その旅先で出会うヒトとたくさんお話しすることが、令和を迎えた現代の「心の修行の仕方」と思うんだ。 


じゃあ、①②③を「旅人石川」が、どう実践してるか一気に伝えるね。 


旅人こと石川は、トレーニング指導先で選手にその季節に合った最適のトレーニングを提供することで、身体の修行をクリアし、その土地の旬の食材を食べることで、食生活をクリアにし、チームの指導者の方とビールを飲みながらコミュニケーションを図ることで、心の修行をしているんだよ。(※旧来の修行とは、大分かけ離れているように思えますが。汗) 


そうすることで、自然との調和を図るだけでなく、自然か不自然かを見極める『感性』を養い、新たなトレーニングを創造したり、その場にいる選手に最適なトレーニングを提供することができるんだ。 


この能力欲しくない?
 


なので、①②③の ”3つ” を生活や旅行の中に落とし込み、旅が「仕事」なのか「プライベート」なのかよくわからない、東洋的思想にまみれよう。 


これが、「ワークアズライフ」への第一歩だよ。

だって、ノンストレスの旅行が、仕事に活かされるんだからね。
 


ここまで述べた「東洋医学の特徴」はピークパフォーマンスを構築する上で、根本となる考え方だから、覚えてくれたらうれしーです。 


次は、自然な動きと不自然な動きの概念を説明します。 


「西洋的な自然な動きの定義」と「東洋的な自然な動きの定義」を一緒に学ぼうか。  


つづく



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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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