早起きして朝食を食べ、早い時間に夕食を食べて早く寝るライフサイクル

1.朝食を食べたくないときは本当に食べなくてよいですか


ある選手の親御さんから「食べたくないときには食べなくても良いですか?」という質問


さて皆さんはどう思われますか?


その一日の朝食・昼食・夕食というそれぞれのミクロな視点で見ると

答えは「食べなくてもよい」でしょう。


食欲がないということは身体が食物を欲してないということ。


食べるという行為はエネルギーを蓄えると同時に、内臓を疲労させ、

食べるという行為自体、消化・吸収・代謝・排出・解毒するのにも

相当のエネルギーを消費します。


よく動物は体調が優れないときには食を断ち、

消化にエネルギーを使うのではなく

必要最低限のエネルギーを吸収・代謝・排出・解毒に使い

ひたすら寝る行為に走ります。


人間も発熱すると食欲が減り、睡眠を多く取り身体の回復に努めますね。


あながち「食べない」という行為も身体に悪いと否定できないのです。


体調の悪い時には運動量が減りますので、

その分だけ必要な最低限のエネルギーを摂取し、

自然と食欲が湧いてきたら食べれば良いでしょう。


2.暴飲暴食により内臓疲労がある時は食べるべきなのか


さて、元気な時はどう考えたらよいのか。


成長の段階でも多少違ってくるでしょうが、

我々成人で一般的に働いている場合のことを考えてみましょう。


私の一日のサイクルとして


7:00 起床 朝食(ごはん + たくわん or 納豆)


7:30 出勤 コーヒーを飲みながら読書


13:00 昼食(おにぎり2つ 具材は必ず一つは梅 

もう一つは開けてのお楽しみ + たくわん)


21:00 夕食(自由 + アルコール摂取)


23:30 就寝


といった大まかではあるが、上記のようなライフサイクルを送り、

一日の睡眠時間は最低7時間を切らないことを心がけている。

早く寝れるときには8時間寝れれば次の日のクオリティは上がってくる。


ショートスリーパーとか世間では騒がれてますが、私には無理です。

寝る時間が長ければ長いほど次の日のパフォーマンスは向上します。


さて、ライフサイクルが崩れた時、生活の中で様々な影響が予想されます。

睡眠・食事・仕事パフォーマンスなどなど。

朝一で名古屋に向かう出張が月に1回あります。

そのタイムスケジュールを見てみましょう。


5:00 起床


5:42 御茶ノ水駅出発


6:00 のぞみ1号 (車内で持参したおにぎりを食べる)


8:30 仕事開始


12:00 昼食(ながたにて味噌カツ定食)

 地下鉄名城線自由が丘駅から徒歩3分 とても美味いのでお勧めです


18:00 仕事終了


19:00 「黒毛和牛専門店 炭火焼肉 仁」で焼肉 + ビール

 地下鉄今池駅徒歩1分 ここは名古屋いった際には絶対行ってください!

 http://www.yakiniku-jin.com/


25:00 就寝


というように、いつものライフサイクルと大きく違うので、

そのまま過ごしては出張の翌日のパフォーマンスは大きく下がってしまいます。


この時に気をつけること

①出張前日の睡眠時間の確保

5:00には起床しないと間に合わないので、

前日は9:30には就寝し睡眠時間7時間以上は確保するようにする


②出張前日の夕食

いつものように帰宅後に食べてしまっては、

就寝中に内臓が活動してしまうので、

深い睡眠をとることができなくなり疲労感がでます。

19:00までには済ませれるように工夫する。


③おきまりの夕食コース「黒毛和牛専門店 炭火焼肉 仁」では目一杯食べる。

美味しい焼肉を目の前にして食べないのはストレスになる。

ここで大事なのは、生野菜をたくさん食べる。

そしてここを好む理由がもう一つありますが、そこはヒ・ミ・ツ。

足を運んで確かめてください。


④就寝までに水をたくさん飲む


⑤翌日の朝食は食べないことを前提とする


⑥可能であれば睡眠時間を確保するため翌日遅起きする


以上、⑥項目をクリアできれば次の日のパフォーマンスを維持できます。

できれば就寝を0:00までにできればベストでしょうが、

取引先の方との話は尽きなく楽しい時間であるため難しいのが現状。笑


これだけエネルギッシュに活動する一日は、充実感とともに内臓も相当疲労してきます。


したがって、翌日の朝食は抜きお昼、もしくは夜までの時間は何も食べずに

回復に時間を費やすことが必要となってくるのです。


一般に勤めている方は会社での飲み会であったり、知人との食事会・女子会など

いつもと違うライフサイクルを送る時もしばしばあるでしょう。


その時、朝食は必ず食べなくてはならない物ではなく、

内臓疲労を回復させるために食べなくても良いと考えると、

外食した次の日のパフォーマンスを維持することができるでしょう。


3.育ち盛りの運動選手と一般人はライフサイクルが違う


一般の方々は「お付き合い」と称してライフサイクルが変化していきます。

(本来は自分のライフサイクルを遵守できればベストですが)


育ち盛りの運動選手はどうなのか。


ミクロな視点で見ると、確かに朝起きて食欲がないことはあるので

その時は食べるべきではないのかもしれません。


しかし、マクロな視点で見ることが必要です。

その前日のタイムスケジュールがどうだったのか。


よくありがちなパターンとして、


21:30 部活から帰宅し夕食


22:30 入浴


23:00 宿題


0:00  睡眠


6:00  起床


7:00  朝練


こんな感じでしょうかね。


睡眠の3~4時間前には夕食を済ませたいですし、

睡眠時間は最低でも7時間以上は確保したい。


ある学校の選手の睡眠時間をチェックできるように、

全選手が就寝時間と睡眠時間をアプリで入力しているのですが、

平均すると6.5時間とかなり短い。


進学校でもあるので文武両道で活動しているので、相当ハードな毎日を送っている。


これでは肉体的の疲労回復・精神的な疲労回復・故障改善・内臓疲労の除去を

最適に行うことはできない。


今、一生懸命睡眠時間の確保に専念してます。



4.朝食を「とる」「とらない」ではなくライフサイクルの見直しを


運動選手にとって疲労回復・精神的な疲労回復・故障改善・内臓疲労の回復は必須です。

ミクロ的に「疲れているから朝食を摂取しない」ではなく、

マクロに考え朝食をしっかり摂取できるようにするためには

どうしたらよいのかを考えなくてはならない。


朝練だってあるでしょうし、登校するのにもエネルギーが必要です。

学生の午前中は社会人よりハードな側面があるので朝食を必ず摂取した方が良いと

私は考えます。


例えば夕食を19:00に済ませ、22:00に就寝し、6:00に起床した際に、

育ち盛りの子供たちがお腹が空いてないと思いますか?


これで身体が欲してない場合は、本当に疲労が蓄積している状態です。


大概の育ち盛りの子供たちは、白米をおかわりするくらいの勢いで

食べるのではないでしょうか。


私の持論としては朝は早く起きて腹いっぱい食べ、夜は早い時間に食べ早寝です。


学生に関わらず、社会人の方々もこのようなライフサイクルを実践してみてください。


「早起きは三文の徳」です。



北海道で食べた、無添加のくるみパンとトマトスープは、朝の活力になりました。


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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