背骨作りストレッチで、中枢神経系のレベルを上げる準備

1.四足歩行の身体の使い方を習得すると、故障のリスク回避


神奈川での講習会を終え、先月の訪問の時と比較し、

確実に選手の動きが肩甲骨を使いだし、

二足歩行から四足歩行の身体の使い方に進化を遂げてます。


農業革命前の1万2千年以前の身体の使い方ですね。


肩甲骨を沢山動かしているため、身体が軽く、下肢に負荷が少なくなり、

運動選手に多いシンスプリントの症状が出てなく、嬉しい限りです。


この調子で最短で身体作りを行う7つの鍵を、一つずつ習得していただき、

パフォーマンスの向上にお役に立てれればと思うばかりです。


いくつか感じたことはあります。


朝9時から18時まで練習を行っても姿勢が崩れていないことです。


これだけ長い時間トレーニングを行えば、

身体が疲労し姿勢が崩れても仕方がないところ、トレーニングの成果もあり、

理想の姿勢を保つことができている。


これは後々大きな財産となります。


長い時間運動をしても、正しい姿勢を保つことができれば、

頭部を支える首・肩・腰に対して疲労を軽減することができるからです。


故障に対するリスクは激減している。


そう感じることができました。


昨日は見学希望者がいたため、同行していただいたのですが、

終了後の感想はトレーニングは地味な種類が多いですが、

「体幹がグニャグニャ動いて気持ち悪い」という声もありました。


肩甲骨から動き出し、四足歩行の動かし方を体現すると、

頚椎・胸椎・腰椎・股関節の関係性から、正しい体幹の捻れが自然と出るため、

二足歩行では見ることができない身体の捻れを見ることができます。


参考blog 

⇒http://ameblo.jp/hatudai-global/entry-12310643831.html


そこを「観る目」を持っている方でしたので、素直にスゴイなと感じました。



2.第2の鍵である『姿勢』は中枢神経系を働かせる準備体操


姿勢のまとめとしてのチェックポイント


 ・足の裏のどこに重心を乗せて立つか(足の指を上げて立つ)

 

 ・横から見て、耳たぶ.肩峰.大転子.膝関節前部.外くるぶしが一直線に保てるか

 

 ・姿勢が悪いと目線の位置が平行でなくなり、空間認知が機能しない


この3つをイメージしながら、正しい姿勢を作ります。


お待ちかねの地味なストレッチである、背骨作りストレッチを紹介します。


エクササイズ気分で行っていただきたい。


今後ご紹介する3~7の鍵を開ける際には、必ず先に背骨作りストレッチを行います。


脳と背骨の中枢神経系を良い状態に保つということは、

神経伝達の促進に非常に役立ってくるのです。


したがって、先に行うか行わないかで、

筋連鎖運動・カウンター動作・重心移動胸椎と肩甲骨の連動・

姿勢調節のストレッチ&トレーニングの効果が大きく変化してきます。


皆さん、是非習得してください。


3.第2の鍵は、7つの背骨作りストレッチ


背骨作りストレッチ1

https://twitter.com/i/status/1111255171588218881

①仰向けになり、両手を斜め上に上げてバンザイの体勢になります。

  両足は肩幅より広めにひろげます

②息を吐き出す時に、両手を斜め上に伸ばし、両足のつま先を上げてかかとを遠くにします


背骨作りストレッチ2

https://twitter.com/i/status/1111268827034116098

①息を吐き出す時に両手を斜め上に伸ばし、両足のつま先を上げてかかとを遠くにします

②そこから、肩甲骨とかかとで床を押し、背中とお尻を反るように床から押し上げます


背骨作りストレッチ3

https://twitter.com/i/status/1111566253104062464

①手を頭の後ろに組み、つま先をあげてかかとを遠くに出す

②つま先を上げたまま、右足を内側に倒す

③右足を内側に入れたまま、左足も同様に内側に倒す

 左右交互に繰り返す


背骨作りストレッチ4

https://twitter.com/i/status/1111567483020824576

①手を頭の後ろに組み、つま先をあげてかかとを遠くに出す

②つま先を上げたまま右足を内側に倒す

③右足を内側に入れたまま左足も内側に倒す

④左足を外側に倒し、斜め45度上に上げる


背骨作りストレッチ5


https://twitter.com/i/status/1111568074891620352

①腕を伸ばし両手の甲を重ねる

②息を吐きながら上に伸びかかとを遠くに出す

③手を入れ替えて繰り返し行う


背骨作りストレッチ6


https://twitter.com/i/status/1111796823302144000

①腕を上に伸ばし手と手の甲を重ね、上に伸びながらつま先を上げかかとを遠くにします

②伸びをしたまま、右の足を内側に倒します(内旋)

③右足を内側に入れたまま、左足も同様に内側に倒します

④左足を外側に倒し、斜め45度上に上げます(外旋)


背骨作りストレッチ7

https://twitter.com/i/status/1111799009021034496

①腕を上に伸ばし手と手の甲を重ね、上に伸びながらつま先を上げ、かかとを遠くにします

②伸びをしたまま、右足を内側に倒します(内旋)

③右足を内側に入れたまま、左足も同様に内側に倒します(内旋)

④左足はしっかりと内側に倒したままにしておきます

 左肩越しを見ながら体幹を右に捻る

 手を入れ替えて反対側も同様に行います



上記7種類のストレッチが、最短で身体作りを行う7つの鍵の、

第2の鍵である『姿勢』を作るためのストレッチです。


その名も『背骨作りストレッチ』です。


中枢神経系トレーニングの準備には欠かせない7種となります。


これまで解説してきた中で、空間認知能力は皆さん覚えてますよね。


この『背骨作りストレッチ』を行う際には、天井の目標物を定めることをお薦めします。


それに対して目線を真っすぐ保ってください。


そのポイントを1つ押さえ、上記の順序で行えば、

正しい姿勢を獲得するだけではなく、空間認知能力を向上させることができます。


長々と姿勢について述べてきましたが、これにて完結です。


次号から第3の鍵である『筋肉の連鎖運動』に進んでいきます。


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。