だれでも理解できる、運動と姿勢の関係性

良い姿勢とは


正しい姿勢とは、横から見たときに耳・肩・腰・くるぶしのラインが

一直線になっていることです。

確認しづらい場合は、壁に後頭部、肩甲骨、お尻、かかとをつけて立ってみてください。

まずは、各ポイントがしっかりと壁につけられているか確認してみてください。


その状態で、腰と壁の隙間に手を入れてみてください。

このとき、どれくらいの隙間がありますか?

手のひらをちょうど差し入れられる程度の隙間なら正しい姿勢です。


このように壁を使って立ち姿勢を確認してみてください。


では、座り姿勢はどうでしょうか。


背もたれに寄りかかっていますか?

深く腰掛けていますか?

浅く腰掛けていますか?


カラダラボ式、正しい姿勢をご紹介します。

姿勢を改善したいと考えている方は、ぜひ、参考にしてみてください。


1.立ち姿勢

i. 肩甲骨を下に下げてみぞおちを出す。

ii. 背中の筋肉を使って、背骨を埋める。

iii. つま先をあげて、小指球に体重を乗せる。

iv. もも裏同士をくっつけるようにお尻をしめる。


2.座り姿勢 

i. 坐骨の前側、脚の付け根に重心を持ってくる。

ii. かかとは膝より手前に寄せて、すねに力が入った状態にする。

iii. 肩甲骨を下げて、みぞおちを出す。

iv. お尻を軽くしめておく。



骨盤を立てるとは


骨盤が立つとはどういった状態か知っていますか?


椅子に座ったときの状態をイメージすると、

「骨盤をたてる」の意味がわかりやすいと思います。


座ったときに両脚の付け根を確認してください。

この付け根部分が股関節です。

このとき上半身を椅子の背もたれにかかっている人は、

上半身を前にもっていってください。

そうすると胸が前に出てきます。

これが「骨盤が立った」という状態です。


骨盤の前に重心がある状態のことを「骨盤を立てる」といいます。

このとき、股関節の上には上半身が乗っかっていない状態になります。

この重心の位置が運動をする上で大切になってきます。


運動と姿勢には深い繋がりがある


骨盤が立っていると、両脚の付け根の上に上半身という重いものが乗っていないので、

股関節が非常に動きやすい状態になっています。

つまり、両脚を速く動かしやすい状態になっているということです。


日本人の場合、座ったときに背もたれにかかる姿勢が楽、

と認識している人は多いのではないでしょうか。

背もたれにかからなくとも、猫背になっている姿勢が楽、と感じる人も少なくないはずです。

しかし、これらの姿勢は「運動をするためには非常に良くない姿勢」、

「股関節がフリーになっていない状態」です。


この姿勢のまま運動しようとすると、股関節が動きにくくなっている分、

本能的に脚の筋肉などで補おうとします。

するとだんだんと筋肉が肥大化して脚が太くなっていきます。

筋肉を無理にでも使って運動するので、筋肉を酷使し、

その結果、ケガに繋がりやすくなってしまうのです。

なので、自覚がないまま、筋肉への負荷は相当に大きくなっている場合が多いです。

運動を筋力でどうにか頑張ろうとするのは限界があるので、

そのうちパフォーマンスが伸び悩んでしまいます。


対称的な例として、黒人の陸上選手を挙げてみます。

彼・彼女らは胸が前へ出て、お尻が後ろに突き出しています。

あの姿勢が骨盤が立っている状態で、股関節がフリーになっています。

つまり、無理矢理に筋肉を酷使する必要がない姿勢を保てています。

その証拠として、両脚がいたってスマートな選手が非常に多いことに気づけると思います。


アスリートにとって大事なのは動作のバランスですが、

重要なポイントとして頭の位置があります。

骨盤を立てているのに、頭を垂れるように下を向いていてはいけません。

頭はけん玉の『玉』だと思ってください。

体幹がけん玉の握る部分、首がお皿、頭が『玉』です。

玉を皿から落とさないようなイメージを持ってバランスをとってください。


そういう姿勢をとったときは、骨盤が立っていて、

股関節がスムーズに動くようになっています。

つまり、直ちに次の動作に移れる姿勢になっているため、

運動パフォーマンスがあがります。


骨盤を立てるためのトレーニング法


今まで良い姿勢をできていなかった人たちの脳は正しい姿勢を知りません。


なので、良い姿勢をキープするためには、

脳に正しい骨盤の位置を教えなければいけません。

正しい姿勢をつくるために、骨盤の位置を調整してみましょう。


ここでは、『骨盤を立てる』ために、

骨盤調整ストレッチを3種目ご紹介します。

Twitterのリンクより閲覧できます!


バージョン 1 

https://twitter.com/labo_karada/status/1064359940138004480

バージョン 2

https://twitter.com/labo_karada/status/1064661058416082944

バージョン 3

https://twitter.com/labo_karada/status/1065417685733793792

いかがでしたか。

これらのストレッチをぜひバージョン1から順に行ってください。

順番通りに行っていくと、より効果があがります。

これらは姿勢改善だけでなく、腰痛にも効果があります。


ぜひ、挑戦してみてください。


一日だけストレッチを行っても、脳は動きを覚えてくれません。

何度も行うことで、頭を使わなくてもこれらの動きを自然にできるようになります。


自然にできるようになったとき、ストレッチの効果が姿勢に現れてくるでしょう。

そして、『骨盤を立てる姿勢』をとれるようになってきます。


姿勢がよくなれば、スポーツをしている方はパフォーマンスがあがるでしょう。

スポーツをしていない方も、普段の生活で疲れにくい身体へと変わっていくことでしょう。


#骨盤を立てる #正しい姿勢 #運動パフォーマンス向上 #骨盤調整ストレッチ

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

0コメント

  • 1000 / 1000


カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。