春を迎えるための身体の養生法
移り行く季節の中でカラダのメンテナンス、マッサージや整体は
いつも同じものを受けていませんか?
カラダラボではその時々のお客様のカラダの状況を汲み取り、
自然(季節や天候)とカラダをマッチングさせるようなコンディショニングをしています。
カラダラボではここまで出来て一流の施療家(施術家)だと定義しています。
2月4日に立春を迎えました。暦の上では春へと季節が切り替わります。
春は肝と胆が疲れやすい
東洋医学でいうと、春は肝と胆を養生することが大事です。
【肝の働き】
・血液の貯蔵
・栄養を全身へ運ぶ
・消化・吸収を助ける
・目の機能調整
・腱をつくる
・感情、感覚のコントロール
・人格形成
【胆の働き】
・胆汁を貯蔵し消化器の働きを助ける
・決断を司る
【肝と胆の機能低下で起こる症状】
・眼精疲労
・情緒不安定
・不眠
・突発性症状
(春の風と共に風邪やアレルギー症状が出ます)
・加齢臭がでやすくなる
(解毒は肝が行うので普段からアルコールを摂取している方は気をつけてください)
スポーツの場面では、
・オスグッド
・シンスプリント(疲労骨折)
このような怪我をしやすくなります。
西洋医学で定義している肝臓と胆のうの機能より
東洋医学的なの肝と胆の役割の方が広範囲にわたっています。
ツボを押して身体の外側から養生する
身体のあらゆる場所にツボが点在しています。
それぞれが不規則に並んでいるのではなく経絡(けいらく)という道筋があります。
五臓六腑でその道筋が決まっています。
ツボへの刺激は内臓のバランスを整えるための効果的な療法です。
ツボをおして間接的に刺激を与えることで病気の改善と予防もできるのです。
コンディショニングや治療の際によく使われる肝と胆のツボを紹介します。
【肝経】
肝機能維持、血液の調整
足の親指からスタートし足の内側を通って上へ上がっていきます。
・大敦(たいとん)
肝の機能調整 月経不順 排尿障害
・行間(こうかん)
頭痛 月経痛 目の疲れ
・太衝(たいしょう)
腰痛 目の疲れ 高血圧 肝臓病
・中封(ちゅうほう)
足関節炎 突発性腰痛
・期門(きもん)
気管支炎 食欲不振
【胆経】
胆のうの調節
目尻からスタートし側頭部を通ります。
・瞳子髎(どうしりょう)
眼精疲労 顔面神経麻痺
・風池(ふうち)
頭痛 首、肩こり
・肩井(けんせい)
五十肩 頭痛 自律神経失調症
・陽陵泉(ようりょうせん)
偏頭痛 腰痛
・丘墟(きゅうきょ)
眼精疲労 足関節捻挫 足首のリウマチ
各トレーナーが春の経絡をコンディショニングに取り入れています。
これらは自分で簡単に押せるツボです。
押すときのポイントは、腹式呼吸をしながら、3秒おしたら3秒離す。
これの繰り返しです。
春に適した食材
春は気温が徐々に上昇します。
草木が芽吹き、動植物が成長する季節です。
この時期から各競技もスタートします。
カラダの外側(経絡)からの刺激で内臓へアプローチしたら、
内側からも刺激を入れましょう。
春の食材は”気の流れ”に注目しましょう。
みずみずしいもの、新芽の物、緑(青)の色が濃いもの、ビタミンA・Kを摂取すると良いです。
・フキノトウ(山菜類)
・アスパラガス
・春キャベツ
・ダイコン
・もずく
・しじみ
・レバー
私たちのカラダは骨、筋肉、腱、皮膚、血管、血液、神経、リンパ液、内臓からできています。
それらの“もと”になる食が近年乱れてきています。
お腹を満たすだけの食事が増え、カロリーばかりを気にして食事を選んでいませんか?
旬の食材を取り入れ日々の食を見直してみてはいかがでしょうか?
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