丸佳浩選手の打撃の秘訣
丸佳浩選手をご存知ですか?
2007年のドラフト会議で広島東洋カープに指名されてから
2018年までカープに所属していました。
丸選手は毎年、高い打率、打点を記録しています。
2017年7月6日の読売ジャイアンツ戦で通算100本塁打を達成しました。
3番打者としてチームトップの92打点、171安打を放ち2年連続の優勝に貢献しました。
最多安打のタイトルを獲得し、セ・リーグMVPを受賞しました。
2018年、出塁率.468という結果を残し、最高出塁率のタイトルを初めて獲得し、
2年連続のセ・リーグMVPを受賞しました。
丸選手の活躍が認められ、2018年11月29日に巨人入りを表明しました。
丸選手が2019年1月26日、“脱・フライボール革命”でシーズンに乗り込む考えを
表明しました。
フライボール革命とは、空振りでもいいから力強いスイングでボールの下面をたたき、
長打を狙うというものです。
これは近年、MLB(Major League Baseball:メジャーリーグベースボール)で
流行っている打法です。
丸選手は「そういう理論、方法があるというのは知っているが、
低い打球を意識して入る時もあるし、
左ピッチャーの時とか状況を考えて柔軟にいきたい。
あくまできれいなスピンを意識している。」と発言しています。
また、丸選手は「いろんな投手がいる中で、理想の弾道を描くのは難しい。
純粋なホームランバッターなら別だが、僕は違う。
強い打球を打つためにはどういう意識で入っていくのか、
そこは日々考えていかないといけない」と話していました。
この考え方は実に自然的です。
フライボール革命はどんなボールがきても、
とりあえず力強いスイングをすると決めつけています。
これでは臨機応変なスイングはできません。
脳で何も考えずにスイングをするという、単純作業をしているのと同じなのです。
それに比べ、丸選手は様々なボールに対してきれいなスピンをかけようと、
脳で一生懸命考えて練習しているのです。
練習のときは、様々なボールに対してのスイング動作を覚えるために、
脳から汗をかいています。
それを習得したときに脳で何も考えずにスイングが行えるようになるのです。
丸選手の「脳で何も考えずにするスイング」と
フライボール革命を行っている選手の「脳で何も考えずにするスイング」は
まったくの別物なのです。
どんなボールにもきれいなスピンをかけられるように練習してきた
丸選手のバッティングはリラックスした構えであり、
片手でもバットの芯にボールを当てることができるほどの
すばらしいバットコントロールがあります。
そんな丸選手の片手打ち、バットコントロールを獲得するトレーニングをご紹介いたします。
丸選手の打撃練習8種の片手打ちを、トレーニングで脳に動作をインプットしましょう。
【片手打ちの動作トレーニング ver.1】
①右脇を締める回外
②左肘を正中線に近づける
③肘を動かさず伸展
④回内しながらスナップ動作
⑤左手と平行に揃える
https://twitter.com/i/status/1087277041680973824
【片手打ちの動作トレーニング ver.2】
①右腕を斜め45度上に上げる
②左肘を正中線に近づける
③右脇を締め、肘を動かさず伸展
④回内しながらスナップ動作
⑤左手と平行に揃える
https://twitter.com/i/status/1087277405352251392
【片手打ちの動作トレーニング ver.3】
①右腕を斜め45度上に上げる、左肘を正中線に近づける
②右脇を締め、肘を動かさず伸展
③回内しながらスナップ動作
④左手と平行に揃える
⑤両手を斜め上に上げる
https://twitter.com/i/status/1087634211505287168
これらの片手打ち動作トレーニングはゴルフのスイング、バスケットのドリブル&ディフエンス、
バレーのディグ、テニスのフォアハンドストロークにも応用が効きます。
一流選手の動きは様々なスポーツで参考になります。
正常な動作は各種スポーツで共通しているものが多いからです。
難しいのはスナップ動作です。
握る作用が強くなると、力感が出て腕の"しなり"を消し、
円滑なスナップ動作が体現できません。
もちろんバットを握っているため、スナップ動作の可動域は狭くなります。
しかし、握っている状態でも、スナップ動作の最大可動域を出せるように
トレーニングする必要があります。
これらの片手打ち動作トレを行えば、丸選手のように長打が打てるようになり、
バットコントロールも良くなります。
野球をやっている人はぜひ参考にして下さい。
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