ゼロ・グラヴィティとは
この度、私の初の著書が新春4月に刊行されることになりました。
タイトルは...
ゼロ・グラヴィティ理論
脱・ウエイトトレーニング
アスリートのパフォーマンスを爆発的に進化させる“7つ”の新法則
このタイトルにある“ゼロ・グラヴィティ”とは何なのでしょうか。
“グラヴィティ”とは重力のことです。
ということは、“ゼロ・グラヴィティ”は重力が0になると考える人がいるのではないでしょうか。
しかし、それは私の考える“ゼロ・グラヴィティ”ではありません。
地球に住んでいる限り、人類は誰もが同じように重力の影響を受けます。
その重力を受けながら、様々な姿勢維持を無意識に行います。
姿勢維持だけではなく、歩くとき、食事をするとき、運動をするとき、寝るときなど、
すべての生活動作は地球の重力下で行われます。
歩行動作は筋肉の均衡が保てなければ、足を一歩踏み出した時に倒れてしまいます。
運動時、例えば、ピッチング動作では軸足一本で立ちます。
それに対して全身の筋肉がバランスよくつけなくては、スムーズな体重移動ができず、
ボールにエネルギーを伝えることができないのです。
およそ250万年前、人類は四足歩行をやめ、直立での生活を始めました。
直立、つまり二足歩行の状態で疲れにくい身体を手に入れるために、
地球の重力に対して姿勢を保持しようとする筋肉=抗重力筋のバランスを
整えることがより必要になりました。
多くの人はウエイトトレーニングにより必要以上の筋肉をつけることで、
身体を必要以上に大きくすることでバランスを失い、
さらに身体にかかる重力を増加させてしまっています。
これでは、身体が疲れ、運動パフォーマンスは低下します。
ウエイトトレーニングをしていない方、私は必要以上の筋肉はないから大丈夫!
と安心していませんか?
普段、仕事や勉強をするときの姿勢はどうでしょうか。
頭が必要以上に前にいっていませんか?
猫背になっていませんか?
姿勢が悪くなってしまっている人も、ウエイトトレーニングをしている人同様に
身体にかかる重力バランスを崩してしまっているのです。
上記のことを踏まえると、
ゼロ・グラヴィティ理論の “ゼロ” は何もない “無” の状態ではなく、
筋肉が重力に対し均衡が取れ、一番重力の影響を受けにくい状態のことを言うのです。
では、どんな筋肉をどのようにして均衡を取れば良いのでしょうか。
それには地球の重力に対し、二つの筋肉の均衡を保つ必要があります。
二つ筋肉の均衡とは
1. 速筋群と遅筋群の表裏のバランスを整える
2. 速筋群は速筋群同士、遅筋群は遅筋群同士の連動を高める
1. 速筋群と遅筋群の表裏のバランスを整える
これは、腕の筋肉で例えると、上腕三頭筋が速筋で、上腕二頭筋が遅筋です。
この表裏になっている速筋と遅筋の2つの筋肉を均等にする必要があるということです。
他にもこのような組み合わせがあります。
・脊柱起立筋、広背筋⇔大胸筋、腹直筋
・大腰筋⇔殿筋群
・ハムストリング⇔大腿四頭筋
・前脛骨筋⇔ふくらはぎ
(速筋⇔遅筋)
速筋
②前脛骨筋
③ハムストリング
④大腰筋
⑤脊柱起立筋、広背筋
⑥上腕三頭筋
遅筋
①ふくらはぎ
②大腿四頭筋
③殿筋群
④大胸筋、腹直筋
⑤上腕二頭筋
2. 速筋群は速筋群同士、遅筋群は遅筋群同士の連動を高める
これは、1にあげた筋肉で例えると、
脊柱起立筋・広背筋・大腰筋・ハムストリング・前脛骨筋の
速筋同士が連動して動くことです。
連動することによって、ロボットのようなカクカクした動きではなく、
滑らかな動作が可能となります。
それによって、姿勢よく軽やかに歩くことができるのです。
この1,2のバランスが適切であれば、抗重力筋作用が適正であり、
重力に対してバランスよく筋肉がついていることになります。
これが“グラヴィティ”に対して “0” なのです。
一番重力の影響を受けずに姿勢保持ができ、
最も身体の軽さを感じ、最高の仕事や運動パフォーマンスが発揮できるのです。
筋肉が重力に対し均衡が取れ、一番重力の影響を受けにくい状態を作るためには
何をすればよいのか。
それが書かれているのが、新著「ゼロ・グラヴィティ理論」なのです。
皆さんもゼロ・グラヴィティの門を開いてみませんか??
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