菅野智之投手のピッチングの秘訣

読売ジャイアンツ所属の菅野智之選手(投手)の投球について記載いたします。


2012年、ドラフト1位で読売巨人に入団し、

2014年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、

2016年に最多奪三振と最優秀防御率、2017年には最多勝利と最優秀防御率、

2018年には最多勝利と最多奪三振と最優秀防御率の投手三冠を達成し、

2017年、2018年の2年連続で沢村賞を受賞しました。


菅野智之投手はスリークォーターから繰り出す、

平均約147km/h・最速157km/hのストレート、

平均146km/hのシュート、

平均131km/hの空振りが取れるスライダーの

3球種で全投球の約8割を占め、

その他に平均約123km/hのカーブ、

平均約136km/hのカットボール、

平均約136km/hのフォークなど多彩な球種を操ります。


そして、2017年WBCの準決勝・米国戦

この試合でのストレートの平均回転数は2,513rpm

カーブも平均2,859rpmを計測して、メジャーの平均値より上となりました。


そんな菅野智之投手の身体は、

肩甲骨が柔らかく動き、肘を高くあげられ、リリースポイントが安定し、

ストレート、変化球ともに制球力が安定していると言えます。


そこで今回は、菅野智之投手のような制球力、ボールの回転数を獲得するために

以下のトレーニングを行なっていきます。


【スナップ動作ver.2】

①両肘を正中線に近づける

②左肘は動かさない

③右手首のスナップ動作を効かせ、水平に腕を伸ばす

④伸ばした瞬間に、さらにスナップ動作を使い引き戻す

⑥連続で20回行い反対側も行う


動画はこちらから↓↓

https://twitter.com/labo_karada/status/1088408681694162946?s=21


前回の吉田輝星投手の球速の秘訣にも書きましたが

利き手の逆手スナップ動作が、

スムーズにできているかにかかってきます。

右利きの選手がボールを投げるとき、

左手を引くので、その引き手のスナップ動作が上手にできるようにすることが

大切と言えます。


【スナップ動作ver.3】


①両肘を正中線に近づける

②左肘は動かさない

③右肘をリリースポイントへ移動

④右手首のスナップ動作を効かせ、斜め45度に肘を伸ばす

④伸ばした瞬間に、さらにスナップ動作を使い引き戻す

⑥連続で20回行い反対側も行う


動画はこちらから↓↓

https://twitter.com/labo_karada/status/1089409438543310848?s=21


【球速upトレver.13】


①膝立ちで状態

②両手を斜め45度上げ軽く肘を曲げる

③肩甲骨外旋し前腕回外

④左右交互に肩甲骨を後ろに回す

⑤スナップ動作を効かせる

⑥左右交互に1分間続ける


動画はこちらから↓↓

https://twitter.com/labo_karada/status/1092338756214972416?s=21


check point

・肩甲骨を後ろに回しながら、背骨を左右に回転させます。

・手首に力感が出ると、綺麗なスナップ動作が体現できません。

・スナップの引き動作と、前腕の回内が連動するとスピードが上がります。

・肘の位置は定位置より上がるが、下がらないようにします。


いかがでしたでしょうか?


利き手とは違う逆手のスナップ動作を

脳にインプットさせることはとても重要なことです。


これらのトレーニングができるようになることで、

ボールを投げる時の右手、左手の引き動作に柔らかさがでて、

背骨の回転と連動する動作もスムーズに行えるようになり、

制球力を上げることができます。


皆さんもプロ選手のような身体を獲得し

球速アップに是非活用ください!


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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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