漫画のキャラクターで『いったんもめん』の能力は重宝される

▶︎ゲゲゲの鬼太郎の仮装をして静岡に向かう

新幹線ホームで自身をマジマジと見ると、シューズ・ソックス・ズボン・アウター・グローブ・バックと全身が「グレー」で、『あっ、ねずみ男だ!!』と、小学生から声をかけられないか、ドキドキしている石川です。

脳医学からの視点で考えると、ヒトの脳には、「統一・一貫性の法則」が備わり、他の意見を取り入れる余地がないほどに、一つの考え方に固執する習性があります。

これは、自らの「統一性」が保てなることで、自分を見失わないよう「自己保存」する能力なのです。

つまるところ、『ねずみ男』に仮装し(故意ではない)、静岡県に向かったのは、自分のパフォーマンスを崩さず、仕事に取り組む意志の現れだったのです。(コーディネートセンス不足の言い訳です…。汗)

故スティーブ・ジョブズの私服がいつも同じ理由は、脳の「統一・一貫性」を保つことにあったと、信じて疑いません。(無論、直接聞いたことはない。笑)

今日は「ゲゲゲの鬼太郎」とトレーニングの関連性についてお話しします。

おそらく多くの方が「こいつ何を行っているんだ!?」と、疑問だらけと思いますが、これが結構重要と思ってます。

もちろん登場人物は、『ねずみ男』ではありません。

トレーニングにコーディネーションは関係ありません。今日の登場人物は『ぬりかべ』と『いったんもめん』です。

※島田商業高校での『いったんもめん』づくり計画



▶︎正常な動作を備えるのは『ぬりかべ』と『いったんもめん』のどっち?

西洋医学的な人間の正常な動作の定義は、4段階に分かれています。


▷正常な動作の定義

①屈曲↔︎伸展

②外転↔︎内転

③対角線運動

④外旋↔︎内旋を含む対角らせん運動


下に行くほど、しなやかで複雑性が高く、正常な動作に近いという考え方です。

スポーツは、狭いスペースの中で多くの人が入り乱れます。ボディーコンタクトや、それがなくともヒトが邪魔(敵も味方も)でスピードを落としてしまうことがあるのです。

そのため、それを回潜れる身体が必要なのです。


▷狭いエリアに多くの人が入り乱れる主なエリア

●バスケットのストロングサイド

●バレーボールのフロントゾーン

●サッカーのペナルティーエリア


例えばバスケットボールのストロングサイドに、身体を立体的に使えない『ぬりかべ』がたくさんいると、エリア内では壁と壁がぶつかり合い、『ぬりかべ』の角は粉砕されてしまいます。

その反面、『いったんもめん』のように、スルスルと人を交わせる能力を持ちあわせたなら、容易にゴール下にたどり着くことができ、故障もなく得点することができるでしょう。

もちろんヒトは『いったんもめん』とは違う構造なので、簡単に通り抜けることはできない。

しかし、「外旋↔︎内旋を含む対角らせん運動」を獲得しているヒトと、「屈曲↔︎伸展」を繰り返すことができない人では、どちらが『ぬりかべ』に近く、どちらが『いったんもめん』の動きに近づくかは、ご理解いただけると思います。(悪魔でイメージです。)

そんなカラダづくりと、動作づくりを探究している、『ネズミ男』こと石川です。

その方法論は、また別の機会に書きたいと思いまーす。

では、また更新します。

※追伸…山場を無事乗り越え、ホットしている石川です。(この言葉に意味がわからない方は、昨日のブログをご覧ください) 


※フロントゾーンでは、味方選手が邪魔になり、スピードが落ちてしまう場面が多い

その改善トレーニング方法です


※実際にこうして『ゲゲゲの鬼太郎』をテーマに、本気で指導にあたってます^^


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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。