選手がトレーニングに主体的に取り組むための3ヶ条


「はいさーい!」

沖縄県民も驚愕する寒さが去りゆき、ハーフパンツ姿でランニングを楽しむ石川です。(※10分と超短時間!)

※北谷の海岸沿いを爆走中


40才という大台に突入し、体力の低下がいちじるしく感じた2019年。

「このままでは、現場で仕事ができなくなる!」と思い、お正月から走り出し、今日で4回目です。(※めちゃめちゃ少ない。笑)

このペースで走り続けると、「2回/月 × 12/年 = 24回 」と数値で可視化することができます。

分数にしてみると、「10分 × 2回/月 × 12/年 = 240分」と、年間で4時間走ることになり、一般ランナーがフルマラソン走る時間と同じです。

つまり、フルマラソンを年間で分割して走ることになり、10分のランニングも馬鹿にはできません。

『継続は力なり』は偉大な言葉と思うところです。

カラダラボのお客様には、『1日に3種目のストレッチ』を継続することをオススメしてます。

これを「時期」と「季節性」の観点から、1ヶ月ごとに種目をチェンジし、5分程度のストレッチを1年間継続する。

間違いなく、得られるモノは多く、カラダの柔軟性よりも、「継続できた!」という達成感からくる、「脳の報酬本能」が活性化し、強靭な精神力を獲得できるでしょう。

みなさんは意識して継続している「何か」はございますか?


▶︎選手がトレーニングを主体的に取り組ませるには

今日は、「トレーニングを主体的に取り組むには、現場でどう指導したら良いのか」について、現場で必須の3ヶ条についてお伝えします。

これはトレーナーにとって、とても大事と思っていて、これから現場で指導を目指すヒトには、ぜひ一読していただきたいです。


沖縄滞在2日目は、北中城高校バスケットボール部のトレーニング指導でした。


※ベタ足でDFをする北中城の選手たち


今回の訪問で4回目となり、10種目程度のトレーニングを「時期」と「季節性」の観点から、アップデートをしております。

脳に input されていない動作は、覚えるのに時間が必要で、理論も説明しながら3時間程度を要します。

これを日々のトレーニングでは、15分程度で超短縮してできるようにします。


トレーナーは指導のときに、その対象のチームを、「トレーニング部」ではなく、「バスケットボール部」であることを履き違えてはならず、短時間で競技に直結するメニュー提供を、する必要があります。


ぼくの「強み」は、そこにあると自負してます。


その目的の達成には、このトレーニングがバスケットボールの何につながっているのかを、理論的に解説し、目的の共有を事前にすることが必要です。(※これはいつもお伝えしていますね)

そして、もう一つ大事なポイントは、最後に選手主導でトレーニングメニューの、復習をおこなうことです。(※回数は少なくてOK!)

ヒトは良くも悪くも「記憶を忘れる」ようにできています。


ぼくもブログの小話を思いついたけど、PCに向かったときには、「あれ? 思い出せない!!(涙)」と、何度も忘れてしまい、必死に思い出そうとしますが、時すでに遅しの場合がよくあります。(※現在は iphone のメモに書き残すようにしてます)

なので、主体的に選手が取り組め、なおかつ超短時間でカラダの動きに変化を起こす、簡単な方法なのです。


最後に、トレーニングがどう役立っているのか、指導先の競技を実際に選手に動いてもらいます。(※きのうはバスケットボールなので、ドリブルやシュートとトレーニングと組み合わせる)

そのときに、トレーニングでの注意ポイントと、競技を組み込み、選手に「ここだけは気をつけてプレーしてみて、あとは自由!」と伝えるのです。

北中城高校では、バスケットのDFの重心移動をメインに指導したので、「DFのときの重心の乗り方だけ意識し、あとは普段通りプレーしよう!」と伝え、実際に5対5へ入りました。

そうすることで、選手も飽きることなく取り組むことができ、なおかつ「目的の共有」も促すことができ、一石二鳥の役割を果たすのです。


▷選手が主体的にトレーニングに取り組む3ヶ条

①トレーニングが競技とどうつながるのか、選手に事前に共有する

②講習の最後に、選手主導でトレーニングの復習をする

③トレーニングの最中に、指導先の競技をおこない、動きの確認をさせる


いかがでしたでしょうか。

これが石川が現場の指導で実践する、ポイントになります。

本当に「当たり前」のことではあるのですが、「当たり前のことを継続する難しさ」も感じられると思います。


この3ヶ条をご自身なりに解釈し、「新・主体的にトレーニングに取り組む3ヶ条」をつくってくれたらうれしーです。

そのときは、出し惜しみせず、教えてくださいね。


これから古蔵中学校のトレーニング指導に向かい、最終便で東京に戻ります。

それではまた更新しますね。

みなさん良い一日を^^


※きのうに引き続き、「ラ・ジェント・ホテル北谷」のカフェより。

この場所、とっても気に入りました!



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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。