「負荷」や「強度」の高いトレーニングの注意点とは!?
こんにちは。
きのう、
ボール打ちを1時間おこない、右肩に筋肉痛が発生し、仙豆で「超回復」をもくろむ石川です。
(※「そんな短時間で筋肉痛になるなよ!」と、諸先輩からの声、深く受け止めます。笑)
▶︎ 単発のジャンプ力を向上させる、低姿勢での重心移動トレーニング
さて、
トレーニング指導先で絶賛提供中の、「低い姿勢での重心移動」ですが、早速効果を生み出してます。
きのう、上矢部高校でトレーニングのチェックに伺いました。
すると、
ちょっとビックリする打ち込みで、3週間前とは別人と思わせる選手が数多くいました。
太腿周囲を見ると、二回り大きくなり、選手からは「Gパンのサイズが合わないんですけど、どうしてくれるんですか!?(怒)」の声が聞こえるほど。
それに対してボクは、
「Gパンのサイズより、飛べる方が良いに決まっているだろう!!(怒)」と返します。
すると選手は声を揃えて「はい!!」と答えてくれます。
これも円滑なコミュニケーションです。(笑)
▶︎低姿勢での重心移動で筋量UPトレーニングの注意点
今日は、その負荷の高いトレーニングの注意点について、書き下ろしました。
「時期」的に必要なトレーニングとはいえ、股関節を最大屈曲して、足を四方に動かすので、膝への負荷が否めません。
形を間違えると、ウエイトトレーニングより故障のリスクが高いと、懸念するところです。
股関節の柔軟性を確保し、膝へのリスクを最小限にする状態の確保が、大前提のトレーニングです。
そのうえで、
昨日監督さんとお話しして、気がついた点をいくつか書き下ろしたいと思います。
神戸常盤高校での、重心移動と筋力UPトレの一コマ。メニューは15種で、最終的には15分で終了させる。でも今日の要したのは4時間❕
— 石川貴之 Takayuki Ishikawa (@labo_karada) February 23, 2020
それが15分に短縮され、効果があるなら、選手の選択肢は「やるしかない!」です。明日は筋肉痛で、学校に来れるか不安な石川でした。
しかし、上手に動きますよね? pic.twitter.com/2fNVuU1eMM
※神戸常盤高校でのタオル重心移動トレーニング
▶︎現場で学んだ負荷の高いトレーニングを入れる1日のタイミング
■ 負荷の高いトレーニングを入れる注意点
① スキル練習の後に、"重心移動トレーニング" をおこない、直ぐストレッチという流れを創る
② 余裕がある日は2セットおこなう
③ 幅跳びで前のめりになるのは、疲労蓄積のサイン
①に関しては、
アップ&トレーニングの目的で取り入れると、特に寒い季節はカラダの暖まりが浅いため、表層の筋肉ばかりにトレーニングで刺激が入り、深層部まで使いきれないという点が考えられます。
そのため、
トレーニング中のパフォーマンスが低く、得られる効果が薄いのではと仮説を立ててます。
ボール練習終了後の方が、カラダが完全に暖まっている状態で取り組めるため、トレーニングを最大のパフォーマンスでおこなえるのです。
練習後なので選手は「これからトレーニングですかーーー....(涙)」でも、お構いなしです!!
また、
練習が終わっていれば、直後にダウンで股関節のストレッチができ、可動域を拡大さることができ、疲労も除去することができるのです。
もう一つの利点が、
強度の高いトレーニングのあとの練習は、集中力を欠きパフォーマンスが低く、スキル習得がおろそかになる点です。
普段の神経系トレーニングであれば、逆にスキル習得を促進させますが、これは別物になるので要注意です。
低い姿勢で重心移動のトレーニングは効果が高いが、注意点をいくつか気をつけよう👈
— 石川貴之 Takayuki Ishikawa (@labo_karada) February 26, 2020
▶︎負荷の高いトレーニングを入れる注意点
① 練習の最後に、トレーニングをおこない、直ぐストレッチという流れを創る
② 余裕がある日は2セットおこなう
③ 幅跳びで前のめりになるのは、疲労蓄積のサイン
②は単純で、
技術練習を必要ない日や、体育館が使えず練習量が落ちるときは、当たり前なのですが体力が有り余っているので、トレーニングで追い込んでも良いです。
特に女子選手は、限界まで潜在能力を発揮させるのが難しく、「どう追い込むか」は指導者も悩みどころと感じます。
トレーニングで追い込むのも一つの手です!
練習途中の「罰則ダッシュ」より、よっぽど効果を発揮するでしょう。
③については、
少しマニアックになりますが、「今日はトレーニング行わない方が良いな」という感覚です。
負荷が高いのは間違いないので、疲労が蓄積している場合や、練習ゲームで心的な負荷がかかっている場合は、ただでさえ故障のリスクは高まります。
そのため、
トレーニングの量を減らしたり、そもそも「今日はトレーニングやらない!」と、選手に伝えることも一つの工夫に思えます。
その目安が、今回メニューの中に入っている幅跳びの着地姿勢です。
※沖縄県民の幅跳びは、半端ない跳躍力!!
本来、
かかとから入ることで、つま先が上がり、前脛骨筋とハムストリングが連動することで、脊柱が伸展方向に向かいます。
疲労が蓄積すると、逆につま先から入り、二つの筋肉の連動で次の動作に入ることができず、膝で体重を支えて次の動作に入る場合があります。
「疲労してますよ」というサインです。
そのときは、
2セットの予定を1セットに減らしたり、
翌日はトレーニングをなくしたりという判断が求められるのです。
■ 重心移動基礎トレーニング5選の "YouTube再生リスト" です。実演ください。(プレゼント!)
今日は、
「低い姿勢での重心移動で筋肉量UPトレーニング」の注意点について、書き下ろしました。
1年の中でも、ときに「負荷の高いトレーニング」をおこなう場合があるでしょう。
低い姿勢での重心移動に限らず、参考にしてくれたらうれしーです。
それではまた更新します。
「共感す」るセンテンスや、「参考」になる場面がありましたら、"シェア" や "コメント" いただけたら、とっても励みになります。
みなさん良い1日を^^
※群馬県の太田記念美術館より
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