トレーナーは動作トレーニングを最速で活かす方法を習得せよ!
▶︎早く「暇人」から「旅人」になりたい、トレーナー石川貴之
カラダラボのスタッフに、「今度いつ群馬いったら良いかなぁー?」と聞いたら、「しばらくはこないで結構です!」と言われ、ボクがいなくても完全にお店が回ることを、微笑ましく感じる石川です。
きのうニュースをみていると、
佐賀県の県立学校が再開の目処を立てているようで、練習時間は短縮するも、部活動の再開も見込まれているようです。
全国各地の教育機関も参考にし、順次手を打つことでしょう。
一刻も早くコロナの不安が解消され、「暇人」から「旅人」になれることを祈るばかりです。
▶︎動作トレーニング入門書を最速で現場で活かす
動作トレーニング入門書の、著書ゼロ・グラヴィティ理論を購入してくれた読者から、「できるだけ早く選手に動作を獲得させるには、どう使えば良いですか?」と質問がありました。
確かに、
前半は理論的背景が色濃く、「小中学生には読むのは難しいけど、トレーニングは行って欲しいよな」と思うところです。
高校生レベルでも、
「文章を読むのが苦手だ」
「本を読む時間があるなら勉強したい」
「そもそも、書いてあることが難しすぎる」
という声も聞こえてくるかもしれない。
本来は、
YouTubeで2倍速で聴けるように、音声で解説すれば良いのでしょうが、そこまでおいついてなく申し訳ないところです。。。(汗)
今日は、
「動作トレーニング入門書を最速で活かすには」をテーマに書き下ろしたいと思います。
※沖縄県琉球リハビリテーション学院での出版記念講習会より
▶︎最速に活かすには、動作トレーニング入門書の「理論編」をすっ飛ばす!
さて、
本書の目的は、『二足歩行で四足歩行のカラダの使い方を体現すること』にあります。
「なぜそれが必要なの?」ということが、前半部の理論編に記されており、「どうやったら、それが獲得できるの?」ということが、後半部の実践編に記されています。
●理論編 = なぜ、二足歩行で四足歩行の身体の使い方を体現する必要があるのか
●実践編 = どうしたら、二足歩行で四足歩行の身体の使い方を獲得できるのか
それを理解したうえで、最速でカラダの使い方を体現するには、「理論編をそのまま飛ばしちゃいましょう」ということです。
最終的な目的は「選手の競技能力の向上」なので、小難しい理論編は、指導者の方だけ理解していただき、実践編だけを選手に伝えていければ、十分パフォーマンスは向上できるでしょう。
それが、
今回お伝えしたい、「最速で動作トレーニング入門書を活かす方法」なのです。
結構、簡単でしたね。(笑)
ただ、
指導者の方が「二足歩行で四足歩行を体現する必要性」を理解していないければ、トレーニングと競技が結びつかず、最終的な目的である「選手の競技能力の向上」には結びつきません。
例えば、
腕立て伏せ・腹筋・スクワットなど、"古事記" にのるような旧式のトレーニングを、「腕立てって、この競技の何に活かされてるの?」という質問に、答えられる人は少ないです。
なぜなら、
「なんとなく腕まわり太くなれば良いでしょ」くらいで、「バッティングの〇〇に役立つよ」や、「ピッチングの〇〇に役立つよ」ということが、伝えられないからです。
これが、
トレーニングと競技の不一致にあたり、トレーニングのためのトレーニングになりがちで、全くもって目的を履き違えることになるのです。
つまるところ、
「四足歩行トレーニングは、バッティングの〇〇の向上のために行う」ということを、指導者の方が説明できれば、「最高です!」と思うところです。
それを、
理論編から読み取っていただれば、選手はトレーニングを遂行することだけで済むなということです。
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▶︎トレーニングとスポーツの動作の不一致を改善
ボクはいつも、
「人類は二頭筋にかける資源の一部をニューロン(神経細胞)に回した」という言葉を元に、トレーニングとスポーツの不一致の改善を想像します。
これは、
サピエンス全史の著書ユヴァル・ノア・ハラリ氏の名言であり、人間の進化の過程を正しくスポーツに活かせるヒントになり得ます。
ヒトは二足歩行になったことで、上半身で体重を支えることが必要なくなり、重力に対してカラダを支える筋肉の発達資源を、脳を含む神経系の発達に回した史実があります。
過度に体重を支える筋肉(※上半身・下半身含め)を鍛えすぎると、神経系の発達を妨げ、動作の獲得が遅れ、円滑な関節運動が獲得できず、ロボットのような「カクカクした動き」になってしまう。
スポーツで「カクカクした動作」を求める指導者はおりません。
それが、
理論編の"7つ"の新法則を実践することで、不一致が改善されます。
なぜなら、
全ての項目が「これは〇〇に役立つ!」と伝えられる動作トレーニングだからです。
(※少し想像力が必要になるかもしれませんけどね。笑)
結論、
指導者は理論編から、
「二足歩行で四足歩行のカラダの使い方が、なぜ必要なのか」と、
「トレーニングと競技の不一致」をなくすため、
「このトレーニングは競技の〇〇に役立つ」ことを説明できるようになり、
選手は順序立ててトレーニングをひたすら遂行する。
これが、
今回お伝えする、「最速で動作トレーニングを活かす方法」です。
それでは、また更新します。
「共感」できる部分や、「参考」になる考え方があれば、「いいね」や「リツイート」をいただければ、情報発信の励みになります。
みなさん良い1日をお過ごしください。
※自宅居間より
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