「トレーニング再興戦略」の立ち読みしませんか? Part.7

おはようございます。


立ち読みシリーズPart.7は、「ワークアズライフ」についてです。


ミスチルのGIFTは名曲で、その歌詞には「白と黒のその間に 無限の色が広がってる」ある。


今日お伝えするテーマはまさにこれで、「真っ白」と「真っ黒」をハッキリさせすぎると、その真ん中に「素敵なモノ」が見えななり、それは労働観念にも同じことがいえ、「ワークライフバランス」のように、「仕事」と「生活」を区切りすぎると、返って息苦しくなってしまうのだ。


特に日本人の根本にある東洋的思想の根元は「自然的概念」の「調和」があり、西洋的な「二分」する考え方は合わない。


要するに、「グレーゾーン最高!」であり、そこから生み出されるモノは、数多くあるということだ。


「無限の色が広がっている」ならぬ、無限の「考え方」や「可能性」にみちている。


ボクはこの考え方によって、結構救われました。(笑)


それでは、お楽しみください。


※ワークアズライフを提唱する、落合陽一氏




ワークライフバランスとワークアズライフ 


当然、スタッフのみんなは疲労疲弊して、流石の「おじさん石川」も、効率の悪さに気づく。 


それから、仲間と手を合わせ、バイキンマンが主軸の「ブラック寄りのグレー企業」から、白戸家のお父さんがホノボノ出演する、「ホワイトプラン」に舵を切った。  


結果的にその船の行き先は、ワーク(仕事)とライフ(プライベート)を二文法で分ける、いま世に溢れる「ワークライフバランス」だったんだ。 それが功をそうし、上手く歯車が噛み合いだしたように見えた。 


でも、しばらくしているうちに、ボクはどうもこの考え方が、窮屈に思えたんだ。 例えるなら、「自由を求めてアメリカ大陸に大航海をしたはずが、気がつけば自ら不自由な社会構造を構築していた」という、本末転倒の物語だ。 


なぜなら、良くも悪くも同調圧力の強い日本人は、「本当は仕事がしたいけど、仕事をできない環境になる」と思えたんだ。  


ボクはトレーニングが好きなので、ビールさえ与えてくれれば、365日仕事したいし、おそらく弊社のスタッフは「この、変人が!」と思いながらも、背中を押してくれる。 


つまるところ、仕事とプライベートの『垣根』がなく、どこからが仕事で、どこからがプライベートなのか、よくわからない状態だった。 


「トレーニング」や「旅」が、「仕事」でも「趣味」でもあるため、趣味といえば趣味だし、仕事といえば仕事だ。 


それがボクには心地よい。  


でも、世間は「働き方改革だ!」とか、「ワークライフバランスだ!」と、どうも考えが合わない。


どうしてだと思う? 


それはね、「ワークライフバランス」は西洋的思想の中から生まれた考え方で、本来、日本人に合う働き方は「ワークアズライフ」なんだ。 


「えっ!?ワークアズライフなんて聞いたことない!」 わかるよ。 


ボクもついこの前まで知らなかった。 


いま初めて聞いたみんなと、そう変わらないから、初めて聞いた言葉を恐れないでね。 


でも、もう少しで、ボクらが目指す「答え」に到達するんだ。 


一緒に頑張ろう。 


ここで、落合陽一氏に再度登壇していただく。 


ボクに「ワークアズライフ」を教えてくれた先生だからだ。 


西洋的思想と日本の相性の悪さは、仕事観にもあらわれる。 


西洋的労働観の特徴といっても良い、「時間」や「ノルマ」の労働スタイルで過労すると、心身が持たないことを示している一方で、生産性を上げきれない理由になるんだ。 


つまり、「生産性を上げろ!」と、働き方改革で示す「ワークライフバランス」は、日本人のスタイルに合わず、それどころかストレスをため込み、逆に生産性を下げるカードになる。 


「へぇー」だよね。 


進めるよ。 


日本は歴史的にも、労働者の労働時間が長い国家で、大和朝廷の時代にも、下級役人は長時間労働をしていた史実がある。  


1年のうち350日は働き、そのうち120日が夜勤というような超ブラック国家だ。  


一方、農民や上級役人などは、生活の中に労働を含む文化を持っていた。 そこにはストレスが存在せず、生活の一部として労働があり、いわばボクと同じ、「これって、仕事?趣味?」と、「ワーク」と「ライフ」の間に垣根がないのが、ノンストレス状態だったんだ。  


だから、ボクのスタイルは、「仕事に対するストレスをあまり感じない」と、「答え」を導き出せたんだ。 


でも、コロナはストレスかな。(笑) 


試したことがあって、よく「オンとオフの切り替えを大事にしよう!」ってあるよね。  


あれが、ボクには逆にストレスになって全然ダメ。 


「休日だから仕事できないだと!?」 「いい考えが浮かんだ!」と、良いアイディアが頭をめぐっても、記すことができなく、ヤキモキする。 


ストレスだ。 


でも勘違いしないでね。 


「みんなも365日働こうぜ!」と、主張しているわけではない。 


要は、「ノンストレス状態」が大事であって、西洋的に「オン」と「オフ」を分ける二文法は、我々日本人には合わず、返ってストレスになる。 


「仕事」と「生活」に垣根がない状態の方が、ストレスが少なく、無理なく仕事が続けられることを、みんなに伝えたいんだ。 


仕事をしてもストレスがないなら、いくら働いても苦にならず、当たり前だけど病気になるリスクも低い。 


プライベートな旅行でも、パソコンをバックに入れても問題ない。 


パソコンがないことが、かえってストレスになるヒトもいる。 


ボクは家族旅行で旅をするときは、トレーニングの契約先がある土地へ行くんだ。 


なぜかって? 


旅先で指導できるなんて、最高と思わないかい。 


これがボクらが目指す、「ワークアズライフ」だよ。 


「えっ!?、目指してないって?(笑)」 


ウンチクはもうちょっとで終わるからね!  


つづく



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トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。