「トレーニング再興戦略」の立ち読みしませんか? Part.8
坂本勇人選手のバッティング方法を主軸にし、「シン・バッティング理論」の創作に勤しんでいます。
頭のなかに「ボンヤリ」していたものを、文章により明確化するのは、大変な作業なのですが、同時に完成が楽しみで、「チョコパフェを目の前にする女子」の気分です。
とはいえ、結構な量の文字になると整理するのに時間がかかり、その作業は「文字」よりも、一旦「絵」にすことで、文章化が楽になることがわかりました。
美術は苦手分野でしたので、見せられたものではありませんが。。。(汗
【思考 → 絵 → 文字】のように、「思考」と「文字」の間に「絵」を挟むことで、"つなぎ役" を担ってくれるのです。
それは、動作の切り替えの "つなぎ役" を担う、『肩甲骨』と同じような役割と気がつきました。
オンラインサロン「石川貴之のラボ式トレーニング」では、
「どんな感じで、進んでいるのか?」
「文章化する過程は、〇〇な方法で行われるのかー」
「完成するのが、楽しみだなー」
などと、作品の完成をいち早く知ることだけでなく、創作過程を一緒に楽しむことができます。
さらに、その都度質問することも可能で、一般の読者の方より理解が深まること間違いありません。
興味がありましたら、そちらものぞいてみてください。
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それでは、今日も「トレーニング再興戦略」の立ち読みしませんか? シリーズPart.8を、楽しんでください。
▶︎「わかりやすい」が売りの西洋的文法と、「行間を読む」東洋的文法術
さて、もう一つ考えないといけないのが、『言葉』なんだ。
ボクたちが普段何気なく使っている『言葉』の中には、明治時代に福沢諭吉をはじめとする知識人たちは、西洋社会から輸入した概念を日本語に翻訳し、当然に当てはまらないモノも多く、外来語として確率され、都度アップデートされてきた。
しかし、第二次世界大戦での敗戦国となり、日本国家そのものが再設計されることで、多くの言葉がリセットされ、言葉の本質を見失ったんだ。
「幸せですか?」 いきなりビックリしたよね。(笑)
こうした問いって、どこか不思議に思わない。
ボクは答えに困るよ。
「不幸せだからかな?」 だったら「私は不幸せです!」と答えればよい。
なぜだと思う?
でも、西洋人はこういう会話をたくさんするんだよね。
それには、西洋的な思想は言葉の定義が明確で、とかく 「わかりやすい」のが魅力なんだ。
だって、良くも悪くも「I’m happy」で、なんの違和感も覚えない人種だからね。
いま、みんなの目の前にいるヒトに「幸せですか?」と聞いてみて。
「うーん、まぁねぇ」とか微妙な答えが返ってきて、「私、幸せです!」と答えるヒトは、結婚式を終えた直後の新婦だけだ。
そうやって、わかりやすさばかり求めると、それと対極にある仏教や儒教などの東洋思想的観点の、「行間を読む」ことができなくなる。
どういうことかというと、「行間を読む」とは、「文字で直接表現されていない、筆者の本当の気持ちや意向を感じ取ること」だ。
つまり、文字と文字の間に隠れる空白には「ヒトの感情」が見え隠れし、西洋的なわかり安さが売りの言葉では、その「感情」を察することができない。
いわば、「空気を読めない『KY』人間」だ。
「I’m happy」 or 「 I’m unhappy」の「白」か「黒」の答えしかないので、そもそも行間を読む必要がないんだよね。
ワークライフバランスと同じだ。
「仕事」と「プライベート」を分けることは簡単なんだけど、この西洋的発想こそが、その空白に隠れている物を軽視し、コミュニケーションが取れない、KY人間を育成することが考えられる。 恐いよね。
個人という考え方に馴染みの薄い日本社会には、そもそもアメリカやヨーロッパと同じようには馴染まない。
にもかかわらず、それにとらわれの囚人かのような状態で単純性を追い求め、社会にひずみを生む。
もう一つ東洋的な言葉で大事なのが、「難しいものは、難しいまま理解し、修行を積むことで、何とか理解していく」という概念があり、読者の修行を求めるんだ。
例えば、同じ本を何度も読みかえすと、inputされる情報って変化するよね。
「1年前に読んだときは、目から鱗が落ちるような学びができなかったな」とか、「以前は1ページ開いたけど、読めた!」と、そもそも読むことができなかった経験ってあるよね。
トレーニングの講習会も、「去年は講師の方の言葉が、自分の中に落とすことができなかったけど、今回の学びは大きいな」と感じることもあるよね。
でも、考えてみて。
手に取った本も、講師の先生もなんら変わっていないんだ。
講師の先生は年をとったくらいかな。(笑)
そう考えると、成長したのは自分自身ということが、理解できるよね。
ボクも師匠の言葉を解釈するのに苦労したんだ。
でもそれって、「師匠の言葉を理解できないのは自分のせいだから、解釈できるように勉強しよう!」と、わかりにくいものを頑張って勉強する、モチベーションになったんだ。
もし、師匠が西洋的な「誰にでもわかりやすいこと」を言ってるだけでは、主体的に勉強することはなく、いまのボクはいなかったと思う。
いまの社会では、「わかりやすく伝えないヒト」が「能力の低いヒト」と見られ、しまいには「わかりやすくインストラクションしないお前が悪い」と、東洋的な「読み手が修行する」概念がタブーと考えられている。
「伝えるヒト」が「教わるヒト」の立ち位置まで降りる社会だ。
我々日本人は東洋人にもかかわらず、あまりにも東洋思想を軽視し、再び学ぶ必要があると思うんだ。
みんなもはどう?
「可視化が難しく」「評価基準が曖昧で」「ヒトの『感性』に訴えかける動的トレーニング」を最適化する方法をね。
ボクは学ぶよ。
なぜかって?
それは、この東洋的思想こそが、ボクたち動的トレーナーが、世界戦に持ち込める最大の武器だからね。
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