バレーのブロック動作の組み合わせ運動基礎編

「石川貴之のラボ式トレーニング講座」のオンラインサロンでは、『トレーニング理論』 や 『カラダの作り方・動かし方』に関する記事を、毎日2,000文字〜3,000文字投稿しています。


先週からは『オンライン動画解説』もスタートし、文章だけでは「うーん、難しいなー」「これ、日本語ですか?」と思うところを石川自らが実演解説し、参加者の理解を促すツールとして活用しています。


※サロン内ではボクの創作現場を共有し、メンバーさんから意見をいただいてます ↓


今日は日曜日のため「非対称性は正しいヒッチ&コックを生む」をテーマに、撮影 & 配信を行います。


↓ YouTube動画はそのオープニングで、20秒要しないのでよければ見てね^^


とはいえ、内容がクローズドすぎて、「入会したらどんな記事が見れるの?」と、不思議に思っているヒトも少なくないでしょう。 


その「不安感」を「ドキドキ感」に変換するため、10日に1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事を、ブログにアップします。 


今日は4月29日(水)にサロン内に投稿した「スポーツの組み合わせ運動の基礎編」を無料公開します。 


こちらを参考に入会を検討いただけたら、うれしーです。 


 ↓↓↓5月2日(土)〜10日(日)の入会者には【特典プレゼント】開催中



ブロックの組み合わせ運動の基礎編


おはようございます。


GWのラボは、"運動不足" や "引きこもりのストレス" の解消のため、思ったより「来店者がいるのでは?」と予想する、占い師こと石川です。

カラダラボのサービスの主軸は、「ストレッチ」 と 「マッサージ」 の両方を行う『トータルコンディショニング』であり、マッサージにより「あー、キモチー」と快楽にひたるではなく、「ちょっとー、〇〇さん動いてください!」と、なぜか可愛い女の子から罵声をあび、汗を流して必死に運動をする特殊なサロンです。


通称、「健全なキャバクラ」です。


短時間でリラクゼーション効果があり、運動不足を解消ができ、癒されるなら、この社会環境下で必要するお客様は、一定数いるのだろうと思うところです。



▶︎対称性から非対称性への入れ替え


「坂本勇人のバッティング理論」の創作を急いでいるのですが、きのうはバレーボールのブロックとバッティングの類似性について考えていました。


「えっ、全く違うじゃないですか?」「そもそもバットなんて持ってないよー」と思われますよね。


ところが、上半身の動作はかなり似ていて、その観点からブロックの技術は超絶に難しいことが理解できるのです。


「いやいや、ブロックなんて飛んで"ホイっ"と、手を出せば良いだけでしょー」ではないんです。(※もちろん身長が高い選手の方が有利です)

結論からいうと、空中で【対称性】から【非対称性】の動作に変化するからです。


「???」ですよね。


結論を急ぎてゴメンなさい。(汗)


石川画伯がゴッホのタッチ感を再現した絵を、見てください。(ゴッホすまんw)



【対称性】とは、手を斜め上に伸ばした状態であり、正面に打たれたときに手をだすポジションです。


【非対称性】とは、左上もしくは右上に、両手とも伸ばした状態を指します。


対戦相手のレフトアタッカーがストレートに打つと、自陣のミドル・ライトブロッカーはストレートを抜かさないために、両手を右側にスライドさせます。


このときに、【対称性】から【非対称性】に動作が移り変わり、ここの「手の出し方」の発想がそもそも間違っているため、高くてもブロックが下手な選手が多い、日本の状況と考えております。


ご存知の方もいらっしゃいますが、去年お手伝いしていた浜松市立高校バレー部は、身長も高い選手がそろい、ブロックにチカラを入れていて、この入れ替えをスムーズにするために、動作トレーニングで作りあげてました。


その結果、「ブロックの浜市」と特色のあるチームが出来あがった要因にもなり、試合をみるたびに「ワクワク」した思い出がよみがえります。


とはいえ、トレーニングとスキルが合致しないと効果は発揮しないので、継続的に練習が必要になります。


やはり、動的トレーニングは、戦術・戦略と合致することで成果を生み出すのです。


クライアントのみなさま、いつもありがとうございます。


非対称性の動作をバッティングで考えると、バットを手放さない限り、どの運動方向へ動かしても常に非対称性を維持します。


トップでは両手が右上、フィニッシュでは左上にあり、バットを離さない限り、常に非対称性を維持しながら動くのです。


要するに、対称性になることは「ない」、ということです。


ところが、ブロックの場合は右手は右のライン、左手は左のライン上においたところから、スパイクコースを塞ぐために、「右に打たれる」と思ったら左手を右手に近づけ、「左に打たれる」と思ったら右手を左手に近づけるので、空中で対称性から非対称性に動かす、奇妙なスポーツなのです。

そのうえ、物凄い勢いでボールが飛んでくるため、しっかり固めなくては腕が弾き飛ばされ、失点に繋がり、終盤の緊迫した場面でブロックポイントがでると、心理的に優位に立つことができます。

ここで考えないといけないのは、万歳した【対称性】の状態から【非対称性】に動かすと、ボールの勢いに負けてしまうため、飛ぶ前に【非対称性】の状態を作りながら飛ぶことが求められるのです。

ちなみに、バスケットのDFで両手を上にあげた状態は【対称性】で、片手が右上で片手が左下の状態は、先日お伝えした【相反性】になります。


さらに、卓球ではサーブを構えている姿勢は【非対称性】が多く、それ以外は【相反性】が多いですね。



▶︎動作をスムーズにする"3つ"のポイント


そのためには、"3つ" のポイントがあります。


①手の平をネットに向けない


②飛ぶ前に両肘を近づける(脇を開かない)


③②の前に肩甲骨を回す


①に関しては、逆に手のひらをネットに向けると、外旋が取れなくなり、②の両肘を近づけることができなくなります。


②に関しては、運動は必ず「正中線に近づいてから離れる」という大原則があり、これを行わなければスムーズに腕を上げることができません。


正中線とは、頭頂から縦に真っ二つに割ったラインです。


③に関しては、肩甲骨を後ろに回すことで、両肘を肘に近づける動作が取りやすいからです。


この "3つ" の動作を取れることで、スムーズに【対称性】から【非対称】の動作に切り替えることができ、腕を左右にずらしても「弾き飛ばされないブロック」が完成するのです。


要するに、動作の切り替えを「つなぐ」予備動作になるのです。


"鉄腕アトム" ならぬ、"鉄腕エリカ" (荒木絵里香選手)の「ブロック技術」は、腕っぷしの太さだけではなく、このあたりの技術が長けているからです。


岩坂選手のようにあれだけ身長が高くても、このあたりのスキルがなければ、世界では通用しないと思うところです。


GW期間中は「シン・バッティング理論」の完成を急ぐため、同じような分量記事を2回書き上げます。


修行僧のように一人で進めるより、都度、読んでいただけるヒトがいる方が、緊張感があって進みます。


「読み疲れ」になるかもしれませんが、「#お家にいよう」期間のため、ゆっくり読んでいただけたらと思います。


今日はこの続きをお伝えしますね。


現場からは以上でーす。



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※動作トレーニング入門書もぜひ^^

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。