肩甲骨ダイエット、実は四つ足の動きをしてるだけ!

1.夏休み最後も肩甲骨でトレーニング


2017年8月28日静岡県浜松市での講習会でも、

前回の神奈川での講習同様に

肩甲骨と胸椎の連動性を出すトレーニングを行った。


取り組まさせていただいてから早3年目に入り、

ストレッチ・トレーニングを行う文化ができあがっているため、

飲み込みも早いように感じます。


また、学校の学力も高いため主体的に取り組み理解力もあるのでしょう。


日々の記録の中でも、一日の勉強時間が比較的長いように思える。


夏休み明けのテストは大変なようで、赤点をとってしまうと大会に出場できないとか。。。


そうならないように頑張ってほしいと、切に願います。


部活が原因で勉強時間が短くなるという統計がでてますが、こちらの学校では関係なし。

部活頑張っている選手でも勉強してます。


明日で夏休みも終わります。


肩甲骨を10,000回転も動かした夏休みでした。


2.四つ足歩行はダイエット効果がある


肩甲骨のトレーニングを行う際には四つ足で行うことから始めてます。


人間、元を辿ると四つ足歩行の動物でした。


それが大脳の発達に応じて、前足が地面から離れ、

物をとるのに使ったり・食べために使ったり、殴るために使ったりと、

歩行以外の仕事をするように変化していきました。


人は赤ちゃんの時だけはハイハイで歩く、四足歩行です。


中枢神経系の発達段階で、まだ二足歩行では頭部・体幹部・臀部を

二足では支えきれません。


ハイハイの歩行動作では「手」ではなく「前足」として使っているので、

四つ足での歩行時は必ず「前足」から歩き出し、それに体幹が捻じれて、

体幹の捻じり返しに足がついていき歩行動作が完成していきます。


ハイハイの歩行動作

 ①左の肩甲骨を回す 

  ↓

 ②脊柱の左回転(体幹部の捻じれ)  

  ↓

 ③右前足を出す(カウンター動作)

  ↓

 ④体幹部捻じり返りと同時に、左後ろ足が出る

 

この①~④の繰り返しがハイハイの動作となり四足歩行になるのです。


高校生にハイハイを行わせると、前足から歩き出す選手は10人中2人程度で、

前足から歩き出すことはできません。面白ほどに、後ろ足から歩き出します。


小学生くらいに行わせると、前足から出す子は10人中半数くらいいるかもしれません。


そもそも、「ハイハイの歩行動作はどこから行いますか?」

という質問をするとほぼほぼ「足」という回答がでてきます。


年を重ねれば重ねるだけ、自然の動きは忘れてしまいます。

忘れないように訓練しておくことをお薦めします。


簡単なトレーニングを1時間程度行うだけで、何も考えなくても手が前足と

変化していきます。


全身運動をしたほうが、身体の燃焼効率もよくなるので、ダイエットに向いてますよ。


3.四つ足歩行と二足歩行、どちらがダイエットに向くの


 二足歩行 = 足から歩き出す


 四足歩行 = 前足(手)から歩き出す


身体の構造上、足から動き出してしまうと、

前足(手)から歩き出すに比べ体幹部が捻じれずらく、

足・股関節・腰・肩甲骨・腕・頭部が単体で動いてしまいます。


一歩前に踏み出すという動作を考えても、パーツ単体で動いていくか、

身体全体が連動して動いて行くのかと考えたときに身体全体で連動した方が、

筋・骨・腱に負荷が少なくなってきます。


 二足歩行 = 足から歩き出す = 体幹部が捻じれない = パーツ単体で運動


 四足歩行 = 前足(手)から歩き出す = 体幹部の捻じれ = 全身が連動して運動


激しい運動を行う選手である程、故障のリスクが高くなってきますので、

筋肉単体で運動するのではなく、様々な筋肉が連動して動くことが必要となってきます。


トップアスリートはこのようなところを、幼少の時から忘れずに身につけ、

パフォーマンスを維持向上されていることも想像できます。


高校生レベルでもセンスのある選手は、

このあたりのトレーニングは簡単にクリアしていきますし、

逆にセンスが感じられない選手は習得までに時間がかかります。


しかし、習得に時間がかかるだけです。元々動きは知っているので、

脳に動きの再教育を行うように、日々取り組んで前足から歩けるように

心がけていただければ、脳が動きを覚えてくれます。


人間が四足歩行の身体の使い方を、二足で体現できたとき、

皆さんが持たれてる肩こり・腰痛は今の半分以下になると密かに考えております。


ダイエットをする際にも、筋肉単体で動かすウエイトトレーニングより

ヨガ・ピラティスなどの全身運動で行ったほうが、

四つ足に近い連動性のある動きも獲得でき健康的に行えるでしょう。


私の患者様にもダイエットをするために、トレーニングジムに行き、

筋肉が付きすぎで関節が圧迫され膝・肩・腰が痛くなったという声もしばしば聞きます。


イチロー選手が言ってます。


「トラやライオンはウエイトトレーニングしないでしょ!」


トラやライオンは四つ足で歩く動物ですよね。


体幹部がしっかりしていて、四肢は細い。


よくカモシカのような足になりたいと聞きますが、

カモシカも四つ足で前足から走り出します。


この辺りに新時代のダイエット方法は隠されているのかもしれません。


4.体幹部の捻じれは内臓を捻じれて捩る


5歳児が坂を上ると四つ足歩行になります。


まだまだ動きを忘れていないようですね。


綺麗に前足から歩き出しているシーンが見られます。


この動作に大脳の発達している運動選手やダイエットを行っている一般の方々には、


 ①肩甲骨の回転動作

 ②脊柱の回転動作

 ③カウンター動作

 ④体幹部の捻じりと捻じり返しの動作


を入れ、アクティブに脂肪燃焼・脳みそ燃焼系でトレーニングを行います。


体幹部が捻じれるということは、内臓は捻じれて捩れ大変なことになるので、

ウエストのスリムアップには最適です。


内臓脂肪の燃焼を体験したい方は是非、

動物になるつもりでトレーニングに取り組みましょう。


#肩甲骨ダイエット #イチロー選手 #体幹部 #二足歩行 #全身運動 #四足歩行 #ヨガ

”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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