身体の捻じれで内臓ストレッチ、内的・外的アプローチでスリムアップ!
1.3つの筋肉
先日の記事の中で平滑筋について、スタッフから多く質問が寄せられましたので、
少し詳しく記載いたします。
人間の身体の中で筋肉は大きく3つに分けられてます。
①骨格筋
②心筋
③骨格筋
上記3つです。
2.骨格筋トレーニングはダイエットのスタート
一番よく知られており、トレーナー入門と同時に勉強するのが①の骨格筋です。
少なくとも一端が骨格に結合している筋肉です。
上腕二頭筋・上腕三頭筋・大胸筋・腹直筋・僧帽筋・広背筋・殿筋群・ハムストリング・
大腿四頭筋・前脛骨筋・下腿三頭筋・ヒラメ筋辺りがよく聞く筋肉でしょうか。
これらは随意筋といって、意識的に動かせる筋肉です。
したがって、カラダラボで提唱しているPNF神経系トレーニングにより
脳に動きの学習をさせ、しなやかな筋肉・人間らしい動作を獲得することができます。
もちろん、レッグプレス・レッグエクステンション・プルダウン・
ショルダープレスといったマシントレーニングでも骨格筋を意識的に使ってます。
それらの細胞の中でも速筋繊維が多く含んでいたり、
遅筋繊維が多く含んでいたりしますので、どちらを優位にトレーニングをしていくか
日々日々考えられているところです。
ダイエットで筋トレをされている方は、
骨格筋のエクササイズからスタートする方が多いでしょう。
3.心筋と平滑筋である内臓はゆっくり収縮している
あまり聞くことのない平滑筋と心筋とはどういうものなのか。
・心筋は心臓・肺に見られる筋肉
・平滑筋は心筋以外の内臓・血管・気道
平滑筋は日本平滑筋学会もあり日々研究されているようです。
下記一部引用になります。
平滑筋の発見はLeeuwenhoek(1632-1723)が顕微鏡を発明したことが契機となる。
Bagliviが横紋の存在する筋(速い収縮)と
存在しない筋(長い持続的な収縮)を示し(1700年)、
後者が平滑筋として細胞解剖学的に定義された。
のように定義されています。
骨格筋と違い意識的に動かせず不随意運動になります。
また、収縮スピードが遅いものの、長い間持続的に行うことができるということですね。
心筋も同じことがいえるでしょう。
確かに、内臓の収縮スピードが急激に上がった場合、
身体への負担は限りなく高くなってくるでしょうから、
ゆっくり持続的に意識とは関係ないところで動かさなくてはならないのですね。
4.四つ足の動きと平滑筋の捻じれはダイエットにつながる
ブログ「肩甲骨ダイエット、実は四つ足の動きをしてるだけ!」より
(http://ameblo.jp/hatudai-global/entry-12306092349.html)
四つ足の解説をいたしました。
①肩甲骨の回転動作
②脊柱の回転動作
③カウンター動作
④体幹部の捻じりと捻じり返しの動作
上記の順番で、体幹部の捻じりと捻じり返しの動作で足が体幹部の動きについてくる。
その結果、限りなく股関節・膝関節・足関節に負荷がかからなく
歩行動作を繰り返し行うことができる。
その過程で、体幹部が捻じれることにより、
内臓は捻じれて捩れ大変なことになるので、
ウエストのスリムアップには最適です。
ということでした。
①体幹部が捻じれ
↓
②内臓の捻じれ
↓
③平滑筋の捻じれ
となるのです。
上述したように平滑筋は意識的に動かすことができないので、
身体を上手に使うことによって自然と動かされるのがベストと考えております。
歩行動作であれば肩甲骨から動かすことにより、平滑筋(内臓)が捻じれ、
足に負担がかからず動ける。
運動選手・ダイエット中の方・下半身に故障を抱えている方には
最適のエクササイズ方法と考えます。
5.外的・内的アプローチでスリムアップダイエット
身体の捻じれ動作は、胸椎1番~12番と股関節の捻じれから生まれます。
腰椎1番~5番の箇所は、構造上捻じれに弱いところです。
身体の捻じれを出すには、胸椎1番~12番周辺の筋肉と
股関節の柔軟性を獲得しておかなくては、
過度に腰椎に負担がかかり、
椎間板ヘルニア・腰椎分離症・脊柱管狭窄症・慢性腰痛などが
引き起こされてしまいます。
また、胸椎・股関節がいくら柔らかくても、
平滑筋が硬い場合は正常な身体の捻じれを出すことが困難となります。
腰部は肋骨で守られていない平滑筋(内臓)である
肝臓・胃・胆のう・小腸・大腸・腎臓があります。
いくら胸椎・股関節の柔軟性を獲得でき、
肩甲骨・背骨の回転・カウンター動作を獲得できても、
これらの平滑筋が硬い状態では腰部が捻じることもできませんし、
もちろん捻じり返ってもきません。
したがって、肝臓・胃・胆のう・小腸・大腸・腎臓といった
平滑筋の柔軟性を獲得することが必要です。
これらを柔らかくする方法は外的なアプローチと内的なアプローチ2つと考えられてます。
外的アプローチ = 体幹部のストレッチ
内的アプローチ = 食事療法
外的アプローチに関しては、筋肉と血管(血管も平滑筋)は同質と考えられており、
腰部の筋肉を中心にストレッチを行えれば、平滑筋のストレッチも可能となります。
※良い感じで体幹部が捻れ、平滑筋が捩れてスリムアップが期待できます
内的アプローチの食事療法は、内臓に負担がかからない食事をすることでしょう。
特に牛肉・豚肉といったものを食べる際には良質な肉が求められます。
また、カップラーメンやスナック菓子を多く食べている子供たちは内臓が硬く、
将来的に身体が捻じりずらい状態が予想されます。
サプリメント系も、過度に栄養を摂取してしまうので内臓負担が大きくなります。
内的アプローチに関しては、
安部司氏著書の食品の裏側を参考にしていくのも良いかもしれません。
多くの食品の解明がされているので、一つの目安になるでしょう。
ウエストを細くしたく、ダイエットに取り組んでいる方もこの外的アプローチと
内的アプローチ双方から行うことをお薦めいたします。
外見も内見も両方綺麗になっちゃいましょう。
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