ゼロヨガ⑤ - 一体化編 -

ヨガの目指す一体化

ヨガの本質は "心と体の魂" が一体化するためのツールである。

つまりヨガを通して自身を客観視し、本当の自分を見つけることにある。

客観視は物事を俯瞰して見ることができ、意識を覚醒し、自分を超越し、さまざまなものと一体化することが目標である。

部活動には "コートネーム" を作るチームがあり、それは自分を客観視し、冷静に試合の流れや状況判断を見れる効果がある。

試合や練習が終わると、頑張ったもう一人の自分を褒めてあげることもでき、物事を俯瞰してみるヨガと同様の効果が期待できる。

スポーツの側面でも、"心と体の魂" が一体化することは重要なミッションである。


※南富良野かなやま湖でサップヨガ


東洋医学の観点から見たヨガの必要性

東洋医学では、人と自然との調和を重視し、人は「天の気と地の気の交流の中で生かされているもの」と伝えられている。

人は常に自然の法則性の中で支えられていると考えられ、自然を大宇宙(マクロコスモス)とすれば、人は小宇宙(ミクロコスモス)とする。

そして、自然のリズムとの調和が正常であり、逸脱した状態が異常な状態(病的状態)と考え、いかに自然のリズムと調和して生活するかが重要と考えている。

我々が生きている世界は、自然とはかけ離れた異常な状態にあるため、定期的に自然と調和し正常な状態を知ることが必要になる。

それを容易に行えるのがヨガであろう。

なぜなら、その力を養う方法がヨガの一部に隠されているからである。


▷自然と調和するために行う3つのこと

①季節に応じた食生活(旬の食物)

②季節の身の鍛錬(ヨガ)

③心の修行(旅)


①の "季節に応じた食生活" は、基本的には旬の食材を体内に取り込むことが必要である。

栽培方法、輸送技術や保存方法の発達により、いつでもどこでも好きな物が食べることができる現代は、旬の食物を感じることが少なくなっている。

夏であれば、赤の食物がこの時期弱りやすい心臓や小腸を元気にしてくれる。

トマトやスイカが市場に出やすいのは、自然界からの通達でしかない。

②の "季節の身の鍛錬" は、心臓と小腸と関連する筋肉は上腕二頭筋や上腕三頭筋であり、それらをメインで使うヨガの動作やポーズを行うことで、季節の身の鍛錬が行える。

春夏秋冬で鍛える箇所が異なり、それに応じてヨガを行うことこそが、正常な状態と異常な状態の判別ができる最良の手段である。

③の "心の修行" は、旅を行い、その先の食事や出会った方々とたくさん会話し交流を重ねることで、自分との違いを感じ見つめ直す機会ができる。

旅先の大自然の中で、出会った方々とヨガを行い会話をし、終わった後にはその土地の旬のものを皆で食べる。

ヨガには自然と調和するための三要素を、一気にクリアすることが可能な良いツールなのである。


根底には、人間がミクロコスモスに対し、自然・地球・宇宙はマクロコスモスにあたるという東洋医学的思想があり、ヨガを通して覚醒している自分を見つけられるのである。

ストレス社会に生きる我々を、ミクロなちっぽけな自分に見せるのであろう。


▷ヨガ を通した物事の味方

①人間というミクロコスモス

②自然界のマクロコスモス

③客観視し俯瞰して見てる超越した自分


ヨガで物事の味方の修正

ストレス社会 で生きる我々が、 ヨガ を求める一つに "物事の味方の修正" がある。

ストレスが蓄積している状態は、「今日嫌なことがあった」や「仕事が上手くいかない」など、目の前に起きている事の問題点が見えなくなり、最悪逃げ出してしまう。

自分のことが見えなくなるのだ。

ヨガを通して自然と一体化することで、身を置いている大自然の正常な状態と、自分の目の前に存在する問題(異常な状態)が比較でき、問題点が見えてくる。

見えてくると、解決案も浮かび修正に入ることができる。

異常は正常な状態を知る物にしかわからないのである。

スポーツも同様で、フィールドやコートに立つと、行うべき優先順位がわからなくなる。

調子が良い時は問題ないが、相手に押され流れがこないときや、想像以上に対戦相手が強いときは、チームの戦術・戦略・自分の特徴を忘れ迷走する。

そこで監督やコーチが客観視し、的確なアドバイスをし整理整頓する必要がある。

ヨガ で大自然との一体化を習慣にすると、自己理解が進み、迷走を防ぐ。

つまり、フィールドやコート内で迷走する確率が軽減し、パフォーマンスの維持が可能である。

長友佑都選手がトレーニングの一環としてヨガを行うのは、 体幹トレに限らず、フィールド内での優先順位の迷走を防ぐことにある。


正常な立ち方を脳に教えるストレッチ

【正常な立ち方ストレッチver.1】

①かかとを35度開いた状態で立つ

②背屈した状態から底屈状態に伸びる

20回繰り返す

Check Point ✏️

※足首の背屈をとる

※小趾球側にのる

【正常な立ち方ストレッチver.2】

①かかとを35度開いた状態で立つ

②肩甲骨を後ろ回し

背屈から底屈状態に伸びる

20回繰り返す

Check Point ✏️

※足首の背屈をとる

※小趾球側にのる

#ルルベ #新体操


処女作ゼロ・グラヴィティ理論もよろしくお願いします^^

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”スゴイ先生” 石川貴之 オフィシャルサイト

トップレベルのコンディショニングエキスパートが集うサロン<カラダラボ>の代表。 自身のコンディショニング技術の集大成とも言える、「ゼロ・グラヴィティ理論」で 世の中の間違ったトレーニング方法やカラダづくりを、正そうとしている。

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カラダラボ代表の石川貴之の独自コンディショニング理論が待望の書籍化!

「カラダラボの技術は世界を変えるに違いない」

米ハーバード大学主催のコンテストで”最もユニークなスタートアップ”に選ばれるなど、いま世界で大注目の米国シリコンバレー発医療系スタートアップ【Toi Labs, Inc.】 の創業者であるヴィクラム カシャプ氏も太鼓判を押し、まえがきを寄せる。